ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデ王位継承史その65[2013-07-12]

「ダビデがマハナイムに着くと、ラバ出身のアンモン人ナハシュの子ショビ、ロ・デバル出身のアミエルの子マキル、ロゲリム出身のギレアド人バルジライとが、寝具、たらい、陶器、小麦、大麦、麦粉、炒り麦、豆、レンズ豆、……蜂蜜、凝乳、羊、チーズを食糧としてダビデと彼の率いる兵に差し出した。兵士が荒れ野で飢え、疲れ、渇いているにちがいないと思ったからである。」(サムエル記下17章27節〜29節)これは、移動中の部隊にとって必要不可欠な資材や食糧のリストです。腐敗しやすい肉が含まれていません。苦境にある人に提供する支えこそ、真の友情のしるしとなります。窮地にあるダビデに必要な物資をもたらしたのは、戦いの相手であったナハシュの息子であり、サウル家に仕えていたマキルです(下9章5節)。高齢のバルジライもダビデを支える人であったと思われます(下19章32節〜39節)。ダビデによる統治に深く関わり、その人柄に触れた人々でした。これはアブサレムに敵対する行為となります。
「ダビデは彼に従う兵を調べ、千人隊の長と百人隊の長を任命した。次いでダビデは兵士を三部隊に分け、三分の一をヨアブの指揮下に、三分の一をツェルヤの子、ヨアブの弟アビシャイの指揮下に、三分の一をガト人イタイの指揮下においた」(18章1節〜2節)とありますが、千人隊は千人の兵士で編成されていたわけではありません。大人数の部隊という程度の意味です。森林での戦いに備え、ダビデは三つの部隊に分けて戦う戦術を考えたのです。(鈴木 佳秀)

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