神を敬い、人に仕える(4代目学長 山田耕太)

人間の教育としてのリベラルアーツ[2017-02-10]

立春が過ぎ、太陽が照ったり、雨が降ったりして、新発田市・聖籠町の道路脇の雪の壁は次第に低くなってきています。先週土曜に会議のため新潟市に出ましたが、雪が全くありませんでした。

2017.2.10学長ブログ

大学近くの雪捨て場にうず高く積まれた雪の山

 

先週で今年度の後期の授業が終わり、今週で後期末試験が終わります。私は演習を担当していませんが、「共生の哲学」「ヨーロッパ思想史」「新約聖書の世界」の三科目の講義を担当しています。今年度の「ヨーロッパ思想史」は「リベラルアーツと大学」をテーマにして、前期では古代ギリシアから中世まで、後期では中世から現代に至るまで学んできました。

日本私立大学連盟の『大学時報』編集部から学長の立場で日頃考えている自由なテーマの原稿を求められました。今年度の「ヨーロッパ思想史」のエッセンスを「人間の教育としてのリベラルアーツ」(pdf形式、169KB)という題にして2017年1月号に寄稿しました。これを書くことにしたのは、昨年秋にある教会で説教した後の茶話会で、紳士風の年配の方から「リベラルアーツとは何ですか」と問われ、その場で短く答えたことが直接的なきっかけです。

もっと深い動機は、日本の高等教育の在り方に対する二つの危惧です。一つは、文部科学省が専門学校を専門職大学に格上げしようとしている動きです。もう一つは、18歳人口の50%以上が大学に進学する時代に、学部学生数8:2の私立大学と国立大学に対する私立大学経常費補助と国立大学運営費交付金2:8という国のフェアでない格差です。これはその二つの危惧すべき状況に対して、私立大学の独自性を訴える問題提起です。(山田 耕太)

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