学長室だより

本学で日本新約学会が開催されます

8月も半ばを過ぎる日中は相変わらずの猛暑ですが、青空にはほうき雲やすじ雲が出てきて秋の気配を漂わせています。夜には鈴虫や松虫などの秋の虫が鳴き始めています。

8月から9月にかけての夏休みは、教員にとっては研究に勤しむ貴重なひと時でもあります。また、さまざまな学会や研究会が開催される時期でもあります。9月7日金曜と8日土曜には、本学で日本新約学会が開催されます。毎年首都圏と近畿圏と地方圏の大学で交替して開催しています。本学では12年前に開催しましたが、また一巡してきました。本州ばかりでなく北海道や九州からも新約学者が集まってきます。

日本新約学会は、研究発表とそれを巡る議論を中心に開催されます。その間に昼食直後に総会が開催され、決算報告や予算案その他の重要な事柄が決められます。また、理事会も開催され、総会に諮る議案他の重要な事柄を協議します。理事会は学会誌『新約学研究』の編集委員会も兼ねており、研究発表の中から出席理事の投票結果に基づいて掲載する論文や書評として取り上げる著書と書評者などを決めています。

今回は12年前と違って、日本基督教団出版局から宗教改革500周年を記念して日本人が執筆する初の本格的な新約聖書注解書シリーズNTJの監修者会と執筆者会を本学で前日6日に行います。また、今年から日本聖書学研究所公開講座を学会開催校で地方開催することになり、二日目8日の午後4時から本学で開催します。東京で今秋開催される公開講座と同じ内容ですので、関心のある方はぜひお出でください。(山田 耕太)

2018.8.17学長ブログ

日本聖書学研究所公開講座案内