学長室だより

花の日・子どもの日・ペンテコステ

新発田の街中でもカッコウの鳴き声で目を覚まし、夕方もしきりにカッコウが鳴くころとなりました。街中の庭先でも大学の中庭でも、大小さまざまなバラが美しく咲いて目を楽しませてくれます。

6月の第二日曜日は、プロテスタント教会では花の日・子どもの日として礼拝を献げています。それはイエスが子どもの人権を大切にしたエピソードにさかのぼり(マルコ10:13-16)、礼拝では子どもたちの成長を祈って祝福し、子どもたちが家庭の花々を学校や社会福祉施設などに配る習慣があります。

7日金曜には、あやめこども園の園児たちが、花の日・こどもの日の礼拝を終えて、ちょうどチャペル・アッセンブリ・アワーの時間と重なりましたが、大学と大学の敷地内にある隣のグループホーム富塚・のぞみの里に花を届けて、歌をプレゼントしてくれました。

2019.6.14学長ブログ

あやめこども園の園児からお花をいただきました

 

今年の花の日・こどもの日は、「イースター」(復活祭)から50日目に教会に聖霊が下って教会が始まったできごと「ペンテコステ」(ギリシア語で「50日目」の意味、「聖霊降臨日」とも言う)の日と重なりました(エル・グレコの絵『聖霊降臨』、使徒言行録2章、参照)。「ペンテコステ」は「クリスマス」「イースター」と共にキリスト教の三大祝日にあたります。

春から夏へと移り変わりゆく大自然の新鮮な息吹の中で、人間の魂の深いところにある霊的な刷新により、愛と希望に溢れる新しい共同体を創り出していく改革が求められています。(山田 耕太)