ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデの台頭史その13[2011-05-20]

ダビデはサムエルによって油を注がれた若者でした。彼がゴリアトのような英雄を一撃で倒すことができたのは、偶然ではありません。ゴリアトの敗因は明確で、武具に依存していたその慢心が隙を生んだからです。羊や山羊を襲う獅子や熊と戦う経験を経て、ダビデは神による訓練を受けていたのです。カリスマ的指導者は、突然に能力を与えられて変身するのではありません。ダビデの成功は神による教育の成果と言えるでしょう。それが油注がれた者のカリスマ的能力の源でした。
ダビデが精神的に身軽であったこと、重装備の武具に頼るのでなく、軽快なフットワークで相手の狙いを外し、剣を振り回すのでなく、飛び道具を用いたことも勝利した理由のひとつでしょう。羊飼いとして身体を鍛え、獅子や熊と遭遇しても恐怖心を抱かない危機管理のできる若者であったこと、名誉でなく勇気をもって戦う心意気で、主なる神の守りを信じて彼は戦ったのです。これらすべての点で、彼はゴリアトを凌駕していました。ダビデの生きる姿勢は、スポーツ選手にも大きな教訓となるはずです。
サウル王はこの若者の身元を調べさせ、改めて彼を召し寄せています。一騎打ちに勝利した名誉をダビデが獲得したからです。(鈴木 佳秀)

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