ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデの台頭史その23[2011-07-29]

孤立感を深めつつも、親友であるヨナタンに自分の命を託そうとダビデは考えたのです。友情に背くようであれば神が自分を「幾重にも罰してくださるように」とヨナタンは語っています(サムエル記上20章13節)。これが神の前で誓うときの自己呪詛です。古代メソポタミアでもイスラエルでも、神の名において、このような自己呪詛を口にして誓ったのです。
友情の誓いを再確認し(16節~17節)、宮廷で祝う新月祭の席にダビデがいないことで、王の対応を見ようとヨナタンは提案します(18節)。王の対応を確認した後で、野に身を隠しているダビデの近くに出向き、矢を射て、従者にどのような指示をするかで、結果を伝えることにしたのです(19節~23節)。
祝いの席にダビデいないことをとがめた王に、彼はベツレヘムでの一族の祭りに出ていますとヨナタンは答えます。王は激怒し「心の曲がった不実な息子よ。お前がエッサイの子をひいきにして自分を辱め、……恥をさらしているのを、このわたしが知らないとでも思っているのか。エッサイの子がこの地上に生きている限り、お前もお前の王権も確かではないのだ」と言い放ったのです(30節~31節)。結果は明らかでした。(鈴木 佳秀)

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