ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデの台頭史その27[2011-08-26]

アヒメレクの子アビアタル(「神はありあまるほど与え給う」の意)はダビデのもとに逃げてきたのです。虐殺を逃れ、生き残ったのは彼ひとりでした(サムエル記上22章20節)。惨劇を伝える彼に「あの日、わたしはあの場に居合わせたエドム人ドエグが必ずサウルに報告するだろう、と気づいていた。わたしがあなたの父の家の者すべての命を奪わせてしまったのだ。わたしのもとにとどまっていなさい。恐れることはない。わたしの命をねらう者はあなたの命をもねらう。わたしのもとにいれば、あなたは安全だ」と語っています(22節~23節)。ダビデは責任を感じているのです。
アビアタルはエフォデを身につけていました(23章6節)。それはヤハウェ祭司の祭服の一部であったと言われています。危機に陥る度にダビデは彼に託宣を求め、主に尋ねさせています(9節、12節)。祭司を虐殺したサウルから、主なる神が自分を守ってくださるとダビデは確信していたからです。ノブの祭司が虐殺されたと聞いたら、サムエルはどれほど嘆いたことでしょう。彼はひっそりと亡くなっています(25章1節)。多くの民が彼の死を悼んだのは、未来が暗雲に閉ざされていると感じたからでしょう。(鈴木 佳秀)

ページトップ

メールを送る

このサイトについて | 個人情報について | ソーシャルメディア・ポリシー | 採用情報 | 教職員ポータル