ダビデの物語・ダビデ王位継承史その74
「王が、『脇に寄って、立っていなさい』と命じたので、アヒマアツは脇に寄り、そこに立った。そこへクシュ人が到着した。彼は言った。『主君、王よ、良い知らせをお聞きください。主は、今日あなたに逆らって立った...
「王が、『脇に寄って、立っていなさい』と命じたので、アヒマアツは脇に寄り、そこに立った。そこへクシュ人が到着した。彼は言った。『主君、王よ、良い知らせをお聞きください。主は、今日あなたに逆らって立った...
「アヒマアツは『王に平和』と叫び、地にひれ伏して礼をし、言った。『あなたの神、主はほめたたえられますように。主は主君、王に手を上げる者どもを引き渡してくださいました。』王が、『若者アブサロムは無事か』...
「ダビデは二つの城門の間に座っていた。城壁に沿った城門の屋根には、見張りが上って目を上げ、男がただ一人走って来るのを見た。見張りは王に呼びかけて知らせた。王は、『一人だけならば良い知らせをもたらすだろ...
「ツァドクの子アヒマアツは言った。『走って行って、主が王を敵の手から救ってくださったという良い知らせを王に伝えます。』ヨアブは彼に、『今日、お前が知らせるのはよくない。日を改めて報告するがよい。今日は...
「アブサロムは生前、王の谷に自分のための石柱を立てていた。跡継ぎの息子がなく、名が絶えると思ったからで、この石柱に自分の名を付けていた。今日もアブサロムの碑と呼ばれている。」(サムエル記下18章18節...
「『それなら、お前に期待はしない』とヨアブは言った。アブサロムは樫の木にひっかかったまま、まだ生きていた。ヨアブは棒を三本手に取り、アブサロムの心臓に突き刺した。ヨアブの武器を持つ従卒十人が取り囲んで...
「アブサロムがダビデの家臣に出会ったとき、彼はらばに乗っていたが、らばが樫の大木のからまりあった枝の下を通ったので、頭がその木にひっかかり、彼は天と地の間に宙づりになった。乗っていたらばはそのまま走り...
「兵士たちはイスラエル軍と戦うために野に出て行った。戦いはエフライムの森で起こり、イスラエル軍はそこでダビデの家臣に敗れた。大敗北で、その日、二万人を失った。戦いはその地の全面に広がり、その日密林の餌...
「ダビデ王は兵士に言った。『わたしもお前たちと共に出陣する。』兵士は言った。『出陣なさってはいけません。我々が逃げ出したとしても彼らは気にも留めないでしょうし、我々の半数が戦死しても気にも留めないでし...
「ダビデがマハナイムに着くと、ラバ出身のアンモン人ナハシュの子ショビ、ロ・デバル出身のアミエルの子マキル、ロゲリム出身のギレアド人バルジライとが、寝具、たらい、陶器、小麦、大麦、麦粉、炒り麦、豆、レン...