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『ミルトンとその光芒 英文学論集』 新井明

『ミルトンとその光芒 英文学論集』 新井明

新井明 編集 『ミルトンとその光芒 英文学論集』
金星堂 1992年1月
5,340円+税

I
 サブリナの異貌-『コーマス』の文学人類的読み
 呪われた渇望
サクラ・アウルム
-『失楽園』における富の視覚芸術
 ミルトンの「人間らしさ」の美学
 『失楽園』における「従うもの」-サタンとアブディエルの論争についての考察
 ミルトンのダリラ-再考
 『イングランド国民のための第一弁護論』におけるミルトンの英雄観
 レズビアン・ミルトン-歴史的展望
II
 「黄金の少年少女」と「煙突掃除夫」-『シンベリン』の葬送歌
ダージ
における意味をめぐって
 『アントニーとクレオパトラ』考
 ダンの「諷刺詩二番」とポープの改作詩-模倣における虚構の効用
III
 エッセー・ペーパー『スペクテイター』における認識の構図
 『スペクテイター』における『楽園の喪失』論の位置
 逆説的自己主張-『クラリッサ』試論
 ギボン『自伝』の自足した世界
 ワーズワスの未完の楽園-『隠遁者』考
 「コギト」が繋ぐ記憶と光と時間-アウグスティヌス、デカルト、ワーズワスをめぐって
 ロマン派の廃墟
 ハズリットの恋
IV
 フロス≪河≫を溯る-『フロス河の水車場』解読の試み
 デイヴィッド・コパーフィールドと物語
ナラテイヴ

 『嵐が丘』における隠された素顔
 『俗物誌』における「窓」
V
 主役・脇役・端役-ロレンス小説の自伝性概観
 E・M・フォースターの評論-混沌から秩序へ
 砂漠を越えて見たものは-『猿と本質』考
 ヴァージニア・ウルフの創作におけるG・E・ムアの思想的影響-『燈台へ』再読
 生の賛歌-『ダロウェイ夫人』における「瞬間」の構築
 『ナルニア国年代記』における”Joy”の問題

『ミルトンとその光芒 英文学論集』 新井明