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国際哲学オリンピアード
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PDE Inter-Universityニューズレター:第二号
 


PDE Inter-Universityニューズレター:第二号(2003年3月18日付)

“第十一回国際哲学オリンピアード(IPO)アルゼンチン大会
日本代表選出に向けて――日本の高校生への呼びかけ”

国際哲学オリンピアード(International Philosophy Olympiad、略称:IPO)は、元々1993年にブルガリアで始まったグローバルな哲学教育運動です。時代を背おう若者たちの物の考え方を哲学的に涵養し、訓練することを目的として、参加国の高校生(日本の場合、2年生まで)に外国語(英独仏)による哲学エッセイ・コンテストを毎年一回(通例五月)に実施してきました。日本は、2001年5月に、米国のフィラデルフィアで開催された第九回IPOに初めて参加し、昨年5月には、主催国として、第十回国際オリンピアード(会長:延原時行敬和学園大学教授)を東京国連大学(150−8925 東京都渋谷区神宮前5丁目53―70、Tel:03―3499―2811)にて開催しました。

日本組織委員会(委員長:北垣宗治敬和学園大学長)は、国際哲学会連盟(FISP)および毎日新聞社の後援、国連大学の協賛をいただき、「公正な、対話的人間社会を求めて――持続可能性、公民性、相互学習の探求」という総合テーマで大会開催。世界16ヶ国から30名の高校生代表、22名の引率教員・教育省等の係官、その他国連大学職員ほかの参加者は、エッセイ・コンテストに臨むと共に、イオアンナ・クチュラーディFISP会長、ハンス・ファンヒンケル国連大学長、小和田恒日本国際問題研究所理事長、今道友信国際哲学センタ―所長、ジョン・B・カブ・Jr.クレアモント大学院大学名誉教授、イングリッド・シェ―ファー:オクラホマ科学芸術大学教授ほかの講演に耳を傾け、最高の学術的=教育的雰囲気を享受しました。圧巻は、最後の表彰式。世界の4人の代表的哲学者(プラトン、サンタヤーナ、ヴィットゲンシュタイン、西田幾多郎)の文章から一つを選んで四時間かけて哲学エッセイを書き上げた高校生のうち、一等賞はシルヴィア・クルパーノ(イタリア)、二等賞はクラウディア・クリスティーナ・セルバン(ルーマニア)、三等賞はアクセ・ペッタ―ソン(フィンランド)に授与されました。

本年の第十一回IPOは、アルゼンチン国ブエノスアイレス市、文部科学省本館において、2003年5月7日より10日、「新しい地球秩序における倫理、公民性、および人権の意味の再解釈という課題について」(”On the task of re-signifying the meaning of ethic, citizenship and Human Rights in the new global order”)という総合テーマのもとに、開催されます。第十一回会長は、マルセロ・ロボスコ教授、副会長は、第十回会長の延原時行教授(日本)が務めます。以下役員は、プロジェクト・オフィサー:ヴァージニア・シャーゲン、国際関係コーディネーター:アントニオ・ブランコ、学術コーディネーター:エドアルト・ビアンチーニ、教育コーディネーター:アリシア・セガル、副プロジェクト・プランナー:ハーマン・アマン、IPOチーム・アシスタント:ヴェロニカ・ファインバーグ。

第十一回 国際哲学オリンピアード(IPO) 組織委員会

会長: マルセロ・ロボスコ教授
会長: 延原時行教授(敬和学園大学)
委員: ヴァージニア・シャーゲン(プロジェクト・オフィサー)
アントニオ・ブランコ(国際関係コーディネーター)
エドアルト・ビアンチーニ(学術コーディネーター)
アリシア・セガル(教育コーディネーター)
ハーマン・アマン(副プロジェクト・プランナー)
ヴェロニカ・ファインバーグ(IPOチーム・アシスタント)

応募要領

この大会は、先にも述べましたように、哲学的主題に関して自分の考えを英独仏(ただし自国語以外)のいずれかの言語を用いて表現するエッセイ・コンテストですが、日本の高校生の場合には、英語が一番適当でしょう。この大会に出場する日本代表(二名)を、以下の要領にて選出します。関心のある高校生の皆さんは奮って応募し、参加してください。

なお、日本代表に選出された高校生は、世界各国からのオリンピアード参加者の高校生と寝食を共にして、交流を深めることになります。将来の国際人としての成長のため得がたい機会でしょう。代表に選出されることを希望する高校生の皆さんは、事前に以下の手続きをしてください。校長、英語担当ほか教諭の先生方から、優秀な生徒の皆さんに(一校二人まで)応募を奨励頂けましたら誠に幸です。

課題: 「地球憲章」(The Earth Charter)(英語版)を読んで、”My Response to the Earth Charter: As a Japanese High School Student”と題するショート・エッセイ(double space、一頁26行、三枚にタイプした原稿)を完成の上提出する。
締切り: 2003年4月10日(木)(当日消印有効)
添付資料: 応募志望書一通(あなたの意気込みを書いて下さい)。返信用切手付き封筒(自分宛)を必ず同封してください。
送り先: 〒957―8585
新発田市富塚1270番地 敬和学園大学延原研究室内 
IPO国際哲学オリンピアード日本事務局

Tel:0254―26―3636;Fax:0254−26―3646;
E-mail: mailto:nobuhara@keiwa-c.ac.jp
ちなみに、一高校につき二名まで応募可能です。
選考結果の発表: 2003年4月17日までに書面または電子メールにて連絡しますので、学校名、学校住所、氏名、住所、電話、Fax番号、メールアドレスを明記した用紙を、応募原稿に添付してください。
「地球憲章」: The Earth Charter Document
http://www.earthcharter.org/earthcharter/charter.htm

で検索してください。なお、同憲章の日本文は、

地球憲章ベンチマークドラフト(草案の基本文)
http://www.gcj.jp/earth/html/top03.html

で検索することができます。

  審査費用は不要です

 優秀者二名は、敬和学園大学(957―8585 新潟県新発田市富塚1270)でアルゼンチンにおける国際大会(XI International Philosophy Olympiad)に備えて、日本哲学オリンピアード準備会に招待されます。その日時は追って連絡いたします。なお、日本代表高校生二人と日本IPO引率役員のアルゼンチンまでの往復渡航費の補助については、日本組織委員会で考慮いたします。
  日本組織委員会は、引き続き北垣宗治敬和学園大学長が委員長を務めます。エッセイ審査には、委員が随時当ります。第十一回国際哲学オリンピアード日本事務局は、先述のように、敬和学園大学延原研究室におかれます。

以上、「第十一回国際哲学オリンピアード(IPO)」日本代表選出に向けてお知らせ申し上げました。一人でも多くのチャレンジ精神旺盛な高校生の皆さんが奮って応募されることを期待します。

お問合せ先
2003年3月18日
第十一回国際哲学オリンピアード(IPO)
日本組織委員会委員長 XI. IPO副会長
敬和学園大前学長 敬和学園大学国際文化学科長
北垣 宗治 延原 時行
〒957―8585新発田市富塚1270番地
敬和学園大学延原研究室内
IPO国際哲学オリンピアード日本事務局

Tel: 0254-26-3636; Fax: 0254-26-3646
Email: nobuhara@keiwa-c.ac.jp
URL: http://www.keiwa-c.ac.jp/

 
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