お知らせ

国際教養学科設置構想への学長メッセージ 「より自由に。より確かな未来へ。」

敬和学園大学は、新潟県の4年制大学初となる「国際教養学科*」の設置(2026年4月)を構想中です。
*設置構想中。設置計画は予定であり、内容は変更となる場合があります。

人文学部国際教養学科では、キリスト教に基づいたリベラルアーツ教育による人間教育を行い、多角的に考える力と高いコミュニケーション力を身につけます。6つの専門コースの学びから、現代における地域社会・国際社会の課題を理解し、実践活動を通じて課題解決に取り組む力を養います。

国際教養学科設置構想について、本学金山愛子学長からのメッセージをお届けします。
2026年2月6日

敬和学園大学 金山愛子学長

敬和学園大学 金山愛子学長

 

2026年4月、1学科6コース制の「国際教養学科」を新設します

グローバル化、少子高齢化、人工知能などの技術革新が予想を上回るスピードで進展し、私たちの暮らしや学びの上でも変化が生じています。敬和学園大学では、グローバル市民としての視点を持ち、多様な人々との共生・共栄が可能な社会の構築に貢献できる教養豊かな人を育成するために、2026年4月人文学部に「国際教養学科」(定員170名)を新設し、1学科6コース制(歴史探究、多文化・思想、キャリア英語、地域経営、国際社会、情報メディア)に移行します。

国際教養学科の6コース

>国際教養学科6つの専門コースの学びについて、詳細はこちら

 

リベラルアーツ教育の原点へ立ち返る

開学以来リベラルアーツ(教養)教育を貫いてきた敬和学園大学では、今一度リベラルアーツ教育の原点に立ち返り、当たり前を疑うこと、自分自身の問いを持つこと、分野の異なる学問により得た知識を融合させて多角的に考えることを教育の基盤に据えます。
自分らしい生き方を探すには、他者のことを思いやるには、何か創造的なことをするには、心の余裕とゆっくり考える時間が必要です。そしてゆっくり考えるには、たくさんのことばが必要です。自分を生きづらくさせている事柄の名前を見出し、知らなかったことばの定義や奥行きを知る経験をしてほしいと願います。したがって、新しいカリキュラムでは、3年次に主専攻を決めるまでに、学生は6つのコースから自分のやりたい学びを探し出します。主専攻は自らの関心や将来設計に合わせて決定し、専門性を深めます。副専攻、興味のある科目の履修により、分野を超えた横断的で多様な学びができます。

主専攻で専門性を深め、副専攻との組み合わせにより多角的に考える力を身につける

主専攻で専門性を深め、副専攻との組み合わせにより多角的に考える力を身につける

 

知識と経験を結びつける実践型の学び

さらに、学内外での実践的な活動によって知から経験へ、経験から知へという循環の中で学び、知識と経験がしっかりと結びついた人を育成します。
21世紀に必要なデータサイエンスやAI技術については、専攻や学年を超えて初歩から学ぶことができます。教職課程では従来どおり、中学校教諭一種免許状(英語、社会)、高等学校教諭一種免許状(公民、地理歴史)、小学校教諭二種免許状(玉川大学通信教育部との併修)の取得が可能です。また、キリスト教を深く学びたい人のための「キリスト教教育」、子どもたちに英語を教えたい人のための「児童英語教育」、外国籍の人に日本語を教えたい人のための「日本語教育」の3つのディプロマプログラムを提供し、修了者には本学独自のディプロマ(修了証)を発行します。

地域活動・海外留学などの実践で、知識と経験をしっかりつなげる

地域活動・海外留学などの実践で、知識と経験をしっかりつなげる

 

キリスト教に基づく「人権・共生・平和」の教育

「神を愛し、隣人を愛する」(マルコによる福音書12章)というキリスト教精神によって建てられた敬和学園では、学生・生徒一人ひとりを神に愛された存在として尊重します。
「人権・共生・平和」に価値を置くキリスト教教育・地域貢献教育・国際理解教育を通して、自分と異なる考え方をするたくさんの人々と出会い対話することで、思い込みや偏見から自由になり、あるいは自分を支配してきた世の中の圧力から解放されることで自分を磨き、今よりも思慮深く寛容で、自分のことは自分で決められる行動力のある人を育てます。その過程で教養、語学力、デジタル技術やコミュニケーション能力等の汎用的能力は培われていきます。

キリスト教に基づく人間教育により、思い込みや偏見から自由になる

キリスト教に基づく人間教育により、思い込みや偏見から自由になる

 

新しい発想で社会を創造する人を育てる

既存の社会の流れや枠組みにとらわれずに、新しい発想で新しい社会を創っていける人を育てたいと敬和学園大学は切に願います。多様性を許容する社会こそが自分らしさを大切にする幸せな社会であると信じるからです。
大学時代こそ、多くの考え方や価値観、イノベーションに出合い、失敗も許されながら経験を重ねて自分を磨く時間です。人として成長し続けるための基盤となる4年間を、自然豊かで歴史ある新潟県新発田市・聖籠町で地に足をつけてじっくり学び、やがて社会に貢献したいと願う人を歓迎します。
(敬和学園大学長 金山愛子)

 

* 2026年4月の国際教養学科の設置により、国際文化学科、英語文化コミュニケーション学科、共生社会学科は2025年度入学生をもって募集停止となります。それに伴い、社会福祉士養成課程、児童厚生2級指導員養成課程は2025年度入学生をもって終了します。