神を敬い、人に仕える(4代目学長 山田耕太)

広東海洋大学寸金学院 国外特別聴講学生 修了式式辞[2018-08-01]

2018.8.1学長ブログ

国外特別聴講学生に修了証を授与しました

 

広東海洋学院寸金学院から本学に来られた皆さん、特別聴講生の修了おめでとうございます。中国から本学に留学した卒業生が新潟大学で博士課程を終えて中国に戻り、広東海洋大学の教員に着任して、寸金学院と本学の間で学術教育協定が結ばれました。それに基づいて昨年から本学に中長期に特別聴講生として留学する道が開かれました。皆さんは前期の半期という短い時間でしたが、敬和での学生生活を楽しんでいただけましたでしょうか。

中国でも日本でも大学で学んで知識を身につけるという基本的なことは共通ですが、大学の違いをいろいろと感じたのではないでしょうか。例えば、寸金学院を含めて、ほとんどの中国の大学は、学生数が1万人以上でしかも全寮制です。ところが、日本の大学は777大学(昨年度)ですが、1万人以上の大学は国立大学と私立大学併せてわずか60大学しかありません。また、その60大学に日本の大学生の半数近くが在学しています。残りの大学の学生数は平均2,000人と中国の大学の学生数に比べて極めて少ないです。すなわち、日本の大学は中国の大学よりも極めて規模が小さく、しかも大学数が多い特徴があります。

本学も学生数が638人(今年)と極めて規模の小さな大学です。学生数1,000人以下の小規模の大学は200近くあります。教職員は学生一人ひとりをよく知っており、人格的なコミュニケーションが豊かな点が中国の大学との違いの一つではないでしょうか。また授業の形態もかなり違います。日本の大学は、とりわけ小規模大学は講義よりも演習(ゼミ)中心の教育になっています。

大学は真理(本当のこと)を学ぶところです。人間に関する真理、社会に関する真理、自然に関する真理を研究し、明らかになった真理を学生たちに伝えていくところです。大学の授業は講義と演習(ゼミ)に分かれます。講義では教師が一方的に語り、真理を学生たちに伝える機能があります。演習(ゼミ)では、学生同士や学生と教師がディスカッションにより、真理を明らかにしていく機能があります。真理を明らかにしていくためには、自分の考えを述べる自由が保障されていなければなりません。また、他方「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にする」(ヨハネ8:32)とありますように、真理を知ることによって精神や心が解放されてより自由になっていきます。

政治・経済・社会という文明の表層にある社会科学の真理は、歴史・文学・思想という文明の基層にある人文科学の真理や宗教という文明の根底にある真理と密接につながっています。この点は最初気づかないかもしれませんが、ゆっくりと気づいてきます。本学で学んだ経験を土台にして、あなたの関心や興味のある分野から真理を求めていきましょう。

「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。」(マタイ7:7)徹底して真理を求め、徹底して探し、徹底してたたき続けましょう。そうすれば、真理は与えられ、真理はみつかり、真理の門は開かれるでしょう。敬和で学んだ経験と敬和で得た友達を大切にして、中国と日本の間の架け橋となるように心がけてください。皆さんの幸いな将来をお祈りいたします。

2018年8月1日
敬和学園大学長 山田耕太

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