キャンパス日誌

2025年度 卒業式答辞(卒業生代表: 五十嵐真羽さん)

卒業生代表の五十嵐真羽さん(共生社会学科)


 

柔らかな春の訪れを感じる今日の佳き日に、このような心のこもった卒業式をご用意くださいましたことを、卒業生を代表し心より感謝申し上げます。

また、ご臨席賜りました金山学長をはじめ、諸先生方、ご家族の皆さま、そして敬和学園大学に関わるすべての皆さまに厚く御礼申し上げます。私たち卒業生一同が、本日この晴れの日を迎えることができましたのは、これまで支えてくださった多くの方々のお力添えがあったからこそです。

大学生活を振り返りますと、この4年間は長いようでいて、今思えば驚くほどあっという間に過ぎていったように感じます。

講義や実習、ボランティア活動、そして社会福祉士などの資格取得に向けた学びの中で、不安や迷いを抱えることも少なくありませんでした。思うようにいかず、自分の力不足に落ち込むこともあれば、進路や将来に悩み、立ち止まりたくなることも何度もありました。それでも、仲間と励まし合いながら学び続けた日々は、私たちにとってかけがえのない時間だったと思います。学びを深める中で、私たちは知識や技術だけでなく、一人ひとりの背景や思いに目を向けることの大切さを知りました。実習やゼミでの活動を通して、実際の地域や暮らしに触れながら学んだ経験は、目の前の一人ひとりに向き合い理解すること、そしてその人たちを取り巻く環境に目を向けることの大切さを改めて考えさせてくれました。

また、大学生活の思い出は、特別なできごとばかりではありません。友人と食堂で過ごした何気ない時間、学内のさまざまな場所で交わした他愛もない会話、ふとした瞬間に笑い合えた時間の積み重ねが、大学生活を温かく彩ってくれていました。学園祭などの行事に仲間と共に取り組んだ時間もまた、かけがえのない思い出です。一つのことに向かって協力し合う中で、楽しさだけでなく、人と共に何かを作り上げることの喜びを知ることができました。

講義の中で、答えの出ない問いについて仲間と本気で議論し合った時間も、私にとって印象深い経験の一つです。自分とは異なる価値観や考え方、ものの見方に触れながら、時に白熱しつつ対話を重ねた経験は、自分の考えを深めるだけでなく、他者を理解しようとする姿勢の大切さを教えてくれました。こうした時間の一つひとつが、大学での学びをより豊かなものにしてくれたのだと思います。

少し個人的なことを申し上げますと、私はこの4年間、人とのご縁にとても恵まれてきたと感じています。もし、この仲間と出会えていなければ、もし、この先生方の支えがなければ、今ここに立つことはできなかったのではないかと思うほど、多くの場面で人に支えられてきました。うれしい時に一緒に笑ってくれる人がいて、苦しい時にはそっと声をかけてくれる人がいることは、決して当たり前のことではありません。大学生活を送る中で、その当たり前に見える温かさに、私は何度も救われてきました。今こうして卒業の日を迎え、支え合える人がいつもそばにいてくれたことのありがたさを、改めて深く感じています。

本日をもって、私たちはそれぞれ新たな道へ進みます。これから先も、迷いや困難に向き合うことはあるでしょう。それでも、この敬和学園大学で学んだこと、出会った人々とのつながり、励まし合いながら積み重ねてきた経験を胸に、それぞれの場所で自分らしく力を尽くしていきたいと思います。

最後になりますが、今日までご指導くださった先生方、学生生活を支えてくださった職員の皆さま、温かく見守ってくださった地域の方々、共に学び支え合ってきた友人たち、そしていつもそばで支え続けてくれた家族に、改めて深く感謝申し上げます。

皆さまのご健勝とご多幸、敬和学園大学のより一層の発展をお祈りし、答辞といたします。

2026年3月19日 
卒業生代表 五十嵐真羽さん (共生社会学科)

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