学部・学科ブログ

2023年11月14日、国際文化学科の授業「デジタルジャーナリズム論」で、テレビ新潟放送網（TeNY）の大谷萌恵さんを迎え、ドキュメンタリー『まやかしの子　特殊詐欺事件の孤独』についての検討会を行いました。この番組は、日本テレビ系列の番組「NNNドキュメント」で2023年7月23日に全国放送されています。特殊詐欺の犠牲となった被害者、「闇バイト」として特殊詐欺等の犯罪行為に加わった少年、双方に取材し、その「孤独」に迫ったドキュメンタリー作品です。

  大谷萌恵さんは、TeNYのキャスターとして「夕方ワイド新潟一番」などに出演されていますが、同時に報道制作局の記者として、ニュース、ドキュメンタリーの取材もされています。授業の中では、大谷さんの学生時代の取り組みから現在のお仕事までのお話もうかがい、情報メディア専攻の大学生がこれから取り組んでいくべき課題について、考えを深める機会となりました。

番組の検討会としては、ドキュメンタリーの内容に加えて、制作技術にも焦点を当てました。冒頭のアヴァン映像、最後の終わり方、ナレーション、雑観映像の使用法など、「作り手」の視点での分析が行われました。事前に番組を見た学生たちの質問に、丁寧に回答していただき、議論を深めました。

国際文化学科情報メディアコースでは、「デジタルジャーナリズム論」や「情報メディア論」の中で、テレビ等のドキュメンタリー番組の内容と制作手法について、学ぶ機会を多く設定しています。さらに、授業科目「映像制作」やゼミ活動で、地域の歴史文化、社会課題等を描き出すドキュメンタリー作品の制作にチャレンジしています。大谷さんからいただいた助言を参考にしつつ、学生たちの精力的な取り組みがさらに深化することが期待されます。

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