情報メディア研究所

「サイバーセキュリティ⼊⾨」2年⽬の成果: 学⽣たちが学んだ最新事情と今後の実践活動

新潟県警察サイバー犯罪対策課の協⼒のもと開講されている「サイバーセキュリティ⼊⾨」は、寄付講座として今年度で2年⽬を迎えました。この科⽬は、サイバー犯罪の実態や最新のセキュリティ事情を学び、情報倫理や対策の実践を通じてキャリア構築の基礎を培うことを⽬的としています。講義内容には、新潟県警察サイバー犯罪対策課や協⼒企業の専⾨家による講演も含まれており、実践的な学びの機会が豊富に提供されています。

年少者向けコンテンツ講義

今年度の講義内容と、「サイバーパトロール」実践とコンテンツ制作

今年度は、サイバー犯罪対策課から年少者、社会⼈、⾼齢者それぞれのサイバー犯罪被害の実態と対策についてお話しいただきました。その後、SNS上の犯罪関連投稿を発⾒・通報する「サイバーパトロール」の実践を通じて、闇バイト、詐欺、⿇薬取引などの実態とその防⽌策について理解を深めました。また、株式会社ラックの荒井⽂昭⽒によるゲスト講義では、スマートフォンアプリのセキュリティについて解説いただきました。わかりやすくリアルな解説に、学⽣たちの関⼼は⼤いに⾼まったようです。

高齢者向けコンテンツ講義

サイパト講義 サイパト通報 

荒井氏2

グループワークと最終発表

後半の授業では、学⽣たちがグループに分かれて年少者向けおよび⾼齢者向けの啓発コンテンツを制作し、最終回に発表を⾏いました。発表の後、小林茂雄サイバー犯罪対策課長をはじめ、関係者から講評があり、啓発講演実践に向けてさらにブラッシュアップする可能性を探りました。この活動を通じて、受講者は、実践的なスキルや表現⼒を⾝につけるとともに、サイバー犯罪の被害防⽌に貢献する意識を深めることができたかと思います。

サイバーセキュリティ入門発表サイバーセキュリティ入門発表
サイバーセキュリティ入門発表 サイバーセキュリティ入門発表講評 サイバーセキュリティ入門発表講評

今後は啓発活動で実践

本講座は、新潟県警サイバーボランティアに応募した学⽣の研修としても機能しています。講座修了後、ボランティアに参加する学⽣たちは、新潟県内で啓発活動を⾏い、サイバーセキュリティの分野で活躍が期待されています。また、これを機に、サイバーセキュリティに関する⾼い倫理観を持ち、活躍してほしいですね。

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