ヨーロッパ近現代史

ヨーロッパ近現代史

歴史を学ぶことは、今を生きる立ち位置を知ること

ヨーロッパ近現代史の中で、近代ドイツ軍事史を研究しています。歴史を学ぶことは、今を生きる私たちの立ち位置を知ることであり、現代の視点から過去と対話をすることでもあります。近代ドイツの歴史を例にとり、軍事的価値観に私たちが徐々に縛られていく様子を学びます。

この学問と社会とのつながり

昔、アメリカの軍艦の日本寄港に反対する抗議デモの行列があちこちで見られました。ところが最近では、同じアメリカ軍艦の艦内見学会に並ぶ行列が見られます。こんな現代的現象を比較考察するのも、私がいう軍事史の重要なテーマなのです。一般にイメージされる軍事史とはずいぶん違うでしょう。

この学問分野を担当する教員

丸畠 宏太(まるはた ひろと)

ヨーロッパ近現代史

出前講義(演題)

「ユダヤ人迫害に見る人種差別の歴史」

ユダヤ人とドイツといえば、すぐに思い出されるのはヒトラー時代にドイツでユダヤ人が迫害・虐殺されたことでしょう。しかしながらユダヤ人にたいする敵対感情は、決してドイツに限られるものではありません。ユダヤ人にたいする蔑視は、宗教的理由や民族的理由だけでは説明できないのです。「ユダヤ人問題」を通じて、差別や偏見の歴史的構造を勉強しましょう。

●必要となる機器:なし

「日常の中の軍隊」

韓国には今も徴兵制があり、軍隊に行かない男子は一人前とは見なされない風潮があるのを知っていますか。 戦闘を題材にしたアニメやゲームを面白い、かっこいいと思うことはありませんか。迷彩色の服って軍服に由来するって知っていますか。ここでは近代ドイツの歴史を例にとり、軍事的価値観に私たちが徐々に縛られていく様子を学んでみましょう。

●必要となる機器:なし

探究学習(キーワード)

ドイツ史、軍事史、ヨーロッパ史

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敬和学園大学 広報入試課 新潟県新発田市富塚1270(957-8585)
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