福祉思想と実践
福祉思想と実践
ボランタリズムの思想的背景を理解する
欧米の福祉思想の源流は、古代ユダヤ社会で形成された慈善にありました。後に、それを受け継いだキリスト教慈善の制度・実践は、今日につながる欧米のボランタリズムや福祉文化の基盤を形成していきました。それらの歴史的変遷を、その時代の資料に基づいて学習します。

この学問と社会とのつながり
マザー・テレサのインドでの事業や活動など、社会の中で思想と実践がどのように連動しているのかを見ることで、共に生きる社会を支えている福祉思想を理解します。特に近代以降の欧米では、女性の社会活動が慈善事業や社会事業発展の大きな担い手となりました。
学生コメント
小泉 綾菜(人文学部 共生社会学科)
「福祉思想と実践」では、キリスト教の福祉的概念に基づいた支援の在り方について考え、福祉がどのような歴史を辿ってきたかを学びます。さらに、大学敷地内のグループホーム「富塚・のぞみの里」など福祉施設での利用者さまとの交流も行い、より実践的な学びを深められました。
この学問分野を担当する教員
田中 利光(たなか としみつ)
・所属: 人文学部国際教養学科 多文化・思想コース
・職名: 教授
出前講義(演題)
「古代福祉思想へのタイムトラベル」
あの有名な絵画、ミレーの「落穂拾い」を手掛かりに、福祉思想の源流を辿って古代ユダヤ世界へと、ご一緒に旅をいたしましょう。ミレーの「落穂拾い」の題材は、実は古代のパレスティナにおいて、生活困窮者のために設けられていたユダヤ教の貧困者救済制度へと遡ることができます。現代の社会福祉の思想や制度のひとつの源流が、約2000年前のパレスティナに存在しました。それがどのようにして19世紀のミレーの「落穂拾い」につながったのか、ご一緒にパズルを組み立てていきましょう。
●必要となる機器:プロジェクター、スクリーン
「イスラエルとパレスチナの問題」
中東はしばしば「世界の火薬庫」と呼ばれます。その中心にあるイスラエルとパレスチナの問題は、判断を一つ誤れば、中東のみならず世界全体に大きな影響を及ぼしかねません。本講義・探究学習では、両者の摩擦の根源となっている古代から現代までの歴史的な関係をたどりながら理解を深めます。あわせて、イスラエルやパレスチナと日本との関わりについても解説します。
●必要となる機器:プロジェクター、スクリーン
探究学習(キーワード)
福祉思想、社会事業史、ユダヤ教、キリスト教、慈善、共生
* 探究学習でのご協力内容など、事前にお打合せさせていただきます
「出前講義・探究授業」の申し込み・お問い合わせ
敬和学園大学 広報入試課 新潟県新発田市富塚1270(957-8585)
Tel:0120-26-3637 Fax:0254-26-3996
お申込み後、講師のスケジュール等を調整し、ご連絡をさせていただきます。
出前講義・探究授業は、新潟県内の高等学校を対象としております。ご希望に応じて、敬和学園大学の教室を利用しての講義も可能です。


