共生社会学科

共生社会学科

福祉とビジネスを融合した新たな視点で「生きるを共に」する力を育む
近年、地域社会において数多くの課題が生じています。その課題解決のためには、新たなコミュニティづくりが必要であり、それを実践できる力が求められています。共生社会学科では、福祉的な視点を持ちながら、地域課題解決のための活動を持続可能なものへ成長・発展させ、あらゆる人々と「生きるを共に」する力を育みます。(定員 40名)

教育目的とポリシー

教育目的

地域共生社会の実現を推進し、新たな福祉ニーズに対応するために、専門知識、コミュニケーション能力、高い倫理基準を備えた、実践力を有する人を育てます。

ポリシー

< ディプロマ・ポリシー(学位授与方針) >
(1)自己と他者を尊重し、人間と社会への深い理解と広い視野を持って、地域共生社会の実現に資するための基礎知識、幅広い教養を身につけている。(基礎知識)
(2)コースに応じて社会福祉やソーシャルビジネスに関する専門知識とスキルを有し、生活課題や社会の諸問題を的確に評価し、課題解決に取り組むことができる。(専門知識、論理的思考、批判的思考)
(3)複雑かつ多様化する社会において、異なる価値観を受け入れ、生活上の諸問題や地域課題の解決に向けて、多様な専門職、組織・機関、住民らと連携・協働できる共感的理解を持ったコミュニケーション能力を身につけている。(コミュニケーション能力)
(4)社会の諸課題を認識し、解決する力を有すると共に、共生社会の実現を創造的に担う力を身につけている。(社会との関係)

< カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針) >
(1)共生社会を担う人材養成に向けて、社会福祉ならびに共生社会についての基礎となる知識を習得し、福祉的視点で多角的に物事を考察できるように、入門・基幹科目を配置する。(基礎知識)
(2)2年次以降は、「ソーシャルワーク・コース」、「ソーシャルビジネス・コース」の各コース固有の専門知識と技能を習得するため、展開科目を置く。ソーシャルワーク・コースでは、複合化・複雑化した生活課題や地域課題に対応できるソーシャルワーカーの育成を目指し、社会福祉に関する専門知識・技能、態度を習得するために、講義・演習・実習等の科目を段階的かつ体系的に配置する。また、社会福祉士の国家試験受験資格取得を目指す学生のために必要な指定科目、演習や実習等を配置する。資格取得支援に向け、「国家試験対策講座」を置く。ソーシャルビジネス・コースでは、複合化・複雑化した生活課題や社会の諸問題に対して、人と社会に寄り添いながらビジネス的な視点を兼ね備えた人の育成を目指し、専門知識・技能・態度を習得するために、講義・演習・フィールドトレーニング等の科目を段階的かつ体系的に配置する。また、それぞれのコースで専門性を追求すると共に2つのコースが有機的につながるように両コースに共通する科目を一部設置する。4年次には専門的かつ実践的な学びをまとめる卒業論文等の卒業関連科目を配置する。(専門知識、論理的思考、批判的思考)
(3)さまざまな課題を抱える人への支援ができるように社会福祉における対人援助の理論と方法を学ぶための専門技術演習科目等を配置し、事例研究等を通して、人間の尊厳を尊重できる共感的態度を涵養する。また、民・官・産・学が協働できるコーディネート能力や実習等の実践の場を通じて実践力やプレゼンテーション能力を醸成し、情報受発信できるコミュニケーション能力を高める機会を提供する。(コミュニケーション能力)
(4)すべての学生が、課外活動を中心に能動的学習やサービスラーニング、実習の経験を持てるように必修科目を置く。地域社会の課題発見とその課題解決に向けた具体的な取り組みを個別やグループで考え、実践に移す手段を身につけ、地域共生社会を創造的に担う力を育む。(社会との関係)

< アドミッション・ポリシー(学生の受け入れ方針) >
・求める学生像
(1)真理と自由を探求しようとする意欲があり、自分と他者を人間として大切にすることができる人。
(2)社会福祉に関心があり、地域課題に対して論理的・体系的に学びたいと思っている人。
(3)さまざまな社会課題や人々の抱える生活課題などに、福祉の専門職として課題解決に向けて、人々の生活を支援していきたい人。
(4)社会課題解決に取り組む組織に関心があり、起業やビジネスの視点から創造的な事業を担いたい人。

・高校までの学習・体験において推奨されること/入学までに身につけてきてほしいこと
(1)聴く、話す、書くなどのコミュニケーションのスキルを身につけていること。
(2)高校までに学んだ基礎学力を身につけていること。
(3)福祉・環境・文化・教育などの分野でボランティア活動を経験していること。
(4)社会や人々の抱える生活課題に関心を持ち、他者と一緒に活動したり、自分の意見をまとめて伝えることができること。

資格・就職・進路

取得できる/取得を目指す資格等

社会福祉士(国家試験受験資格)、社会福祉主事任用資格、児童指導員任用資格、児童厚生2級指導員、ピアヘルパー 等

将来の主な進路

福祉施設(高齢者福祉施設、障がい者支援施設、児童福祉施設など)、福祉関連企業、社会福祉協議会、医療機関、公務員、一般企業、NPO(公益分野)等