キャンパス日誌
【卒業生リレーエッセイ80】~消防隊員として活躍する渡辺和海さん~
チームでの信頼関係を大切にしています
消防隊員として主に火災現場での消火活動を行っています。その中でも私は、消防車の運転や、はしごやクレーンの操作、ポンプの放水を行う機関員の仕事を担当しています。また、救急隊員の資格も取得したので、消防車だけでなく救急車の運転をすることもあります。
災害はいつ起こるか分からず、24時間の勤務の中で、食事中でも仮眠中でも、通報があれば1分以内に出動しなければいけません。気を抜くことができない大変な仕事ですが、通報した人へ一番に手を差し伸べ、救助にあたることができるのは我々しかいませんので、苦労以上に大きな使命感とやりがいがあります。
現場の消火活動においては一瞬の判断の遅れが生死を分けることがあるので、チーム内でのコミュニケーションが非常に大切です。分からないことがあれば大きな声で聞く、やり方が違うと思えばちゅうちょせず考えを提案するなど、上司も部下も関係ない会話が求められます。そのためにも日常のコミュニケーションで信頼関係を築いておくようにしています。

消防車の運転など機関員の仕事を担当
社会で生きる敬和の学び
在学中はバレーボールに力を入れていました。バレーボール部では、副キャプテンとして、本気でやりたい人とサークル感覚の人との意見を一つにまとめたり、みんなが希望しないポジションを率先して担ったりと、チームをうまくまとめるやり方を実践的に学ぶことができました。(2009年度卒業 渡辺和海さん)

日常のコミュニケーションで信頼関係を築く