学長室だより
学内合同企業説明会、阿賀北ロマン賞授賞式が開かれました
ゴビ砂漠からの黄砂が目立つようなりました。三寒四温の寒暖の差が大きい日が続いています。
3月11日に、大学の体育館で合同企業説明会が開催されました。その前にリクルート服に身を包んだ3年生に対して、S31教室で私からも就職出陣式で檄を飛ばして激励しました。
昨年度から参加企業数が100社を超えたので午前の部と午後の部に二部制にしました。今年は昨年よりもさらに20社以上増えて147社が参加しました。学生たちは10数社のブースを訪れて、熱心に企業の説明に耳を傾けていました。公式には6月から採用が始まり、短期決戦となっています。学生たちの将来の道が開かれますようにと祈ります。
3月13日に、新発田市生涯学習センターで、新発田学研究センター開所9周年イベントならびに第8回阿賀北ロマン賞授賞式が開催されました。第一部の記念イベントでは、昨年度に続いて俳優の石坂浩二さんが西脇順三郎の詩を朗読し、阿賀北ロマン賞審査委員長の加藤宗哉三田文学前編集長と対談しました。今年は「西脇順三郎と夏目漱石」という石坂さんが設定したテーマで、西脇順三郎の詩と夏目漱石の『夢十夜』を比較した対談が行われました。
第二部の授賞式では、小説部門と創作童話・児童文学部門の大賞と審査員特別賞が授与されました。両部門とも受賞者が高校生と大学生という若い世代の方々が受賞者となりました。残念ながら随筆部門では受賞者がいませんでした。今年度から創作童話・児童文学部門の委員長となった石坂さんが、創作童話・児童文学部門の大賞受賞作も朗読してくださいました。
阿賀北ロマン賞は文学の担い手の発掘と地域振興を目的にしていますが、大賞受賞者の作家の卵の中から作家が誕生する日がそれほど遠くないことを感じさせる授賞式でした。200人近い聴衆・関係者・スタッフと共に文学を堪能する一時でした。(山田 耕太)