学長室だより

敬和学園大学の育成する人物像

遠くの飯豊連峰や五頭連峰の山々の雪も次第に解けてきて、稜線の山肌が見えてきました。

今日は敬和学園大学の第23回卒業式の日です。大学での学びを終えて、地域社会でのアクティブラーニングやボランティア活動、クラブ活動やサークル活動などを通して、一段と成長した若者たちが、4月からは社会人としてそれぞれの職についていきます。

この春は136人が卒業し、卒業生は合わせて4038人になりました。その8割ほどが、下越地方を中心に新潟県内でさまざまな仕事についています。敬和学園大学は、一人ひとりを大切にして隣人に仕えるキリスト教教育、国際的視野を得る国際理解教育、地域社会の中で活躍する地域理解教育を学びの三本柱にしています(ミッション・ステートメント)。

その中で、本学が育成する人物像を「隣人に仕えるための地域貢献として、少子高齢化と地域格差の進む時代に、持続可能な社会の担い手を育成します」(中長期ビジョン)と定めています。また、地域学入門を一年生の必修科目に定め、アクティブ・ラーニング演習や中長期インターンシップを導入し、新発田駅前に学生寮を開設し、新発田学研究センター、まちカフェ・りんくと合わせて、街中キャンパス化を目指しています。

先週18日土曜には文学による地域おこしと人材発掘のために、新発田学研究センター開所10周年を記念して俳優の石坂浩二氏と加藤宗哉選考委員長による「文学の力の現在(いま)」という有意義な対談が行われ、第9回阿賀北ロマン賞の授賞式が大学で開催されました。(山田 耕太)

2017.3.24学長ブログ

石坂浩二氏(右)と加藤宗哉氏(左)の対談