学長室だより

18・19歳の選挙権に思う

久しぶりに赤谷にホタルを見に出かけました。時期も天気もよくなかったので、10年前に孫とホタルの乱舞を見たほどではなかったですが、静かに飛び交っていました。

今回の参議院選挙から18・19歳の若者にも選挙権が与えられました。BSNテレビの新潟県の選挙報道の中で、本学1年生の中村美桜さんがクローズアップされていました。学生寮で友人たちと共にネット上で候補者の政策を検索している様子から、投票所で投票して投票後の感想を述べるまで紹介されていました。

2016.7.15学長ブログ

学生寮で談笑する寮生たち

 

本学園の理事会では、高校と大学に共通投票所を開設することが提案されました。新潟市選管と新発田市選管と交渉した結果、今回は重複投票を防ぐ準備ができていないという返事が報告されました。教授会でもこの件を取り上げ協議し、共通投票所での期日前投票ができるとなお投票率が上がるという意見が出ました。新発田市長が地域学の講師として予定時間より早く来られた折に、これらの考えを申し上げました。

私は18・19歳に選挙権が与えられることで、今までの介護・医療・福祉などを中心にして高齢者に手厚く配分されている国家予算が、子育て・教育・就職などの若者支援に少しでも廻されるようになることを願っています。(山田 耕太)