学長室だより
春分の日となりました
先週は朝からスズメのさえずりと共に街中でもウグイスの鳴き声が聞えました。大学のキャンパスでも水仙の花がほころびかけてきました。
3月2日から小・中・高校が休校となり不要不急な外出を避ける2週間が過ぎましたが、さらに10日間延長されました。日本各地のコロナウイルスの感染状況は保健医療従事者の懸命な努力もあって、パンデミックとはならずにクラスターからの広がりに留まっています。感染は中国やアジアからヨーロッパ各地さらに全世界に広がり、先週12日木曜にWHOは制御可能なパンデミック宣言をしました。
13日金曜にアメリカでも国家非常事態宣言が出され、本学のノースウェスタン大学に短期留学していた6人の学生たちも、学生寮が閉じられたので急きょ滞在を切り上げて、18日水曜に帰国しました。このような緊急な対応にも顔と顔の見える関係の中で、本学の学生たちを家族のように配慮して対応してくださったことに提携校のノースウェスタン大学の関係者と本学の国際交流委員会の皆さんに心から感謝申し上げます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言い習わされてきましたが、最近では秋の彼岸を過ぎても残暑が厳しく、今年は春の彼岸の前に東京では桜が開花するという異常な状態が続いています。(山田 耕太)