キャンパス日誌

加油武漢!(がんばれ、武漢!)学生たちが中国に支援物資を送りました

新型コロナウイルスによる肺炎の流行で、中国湖北省武漢市への支援の動きが広がっています。

「人々の生命にかかわる危機に陥っている時なのだから、温情を持って早期の支援が必要ではないか」
授業が終わった教室に学生たちが集まり、現地へマスクなどの支援物資を送る話し合いが行われ、ボランティア活動がスタートしました。

支援物資の送付について話し合う学生たち

支援物資の送付について話し合う学生たち

 

今回の支援活動は、留学生3人や学生HOPEメンバー4人からはじまり、その後、ボランティアセンターや多くの学生たちへ活動の輪が広がっていきました。
支援物資の送り先の調査と確認、マスクなどの調達は本当に大変な作業でしたが、多くの学生、一部教職員の努力の結果、たくさんのマスクおよび医療用手袋、ゴーグルなどを集めることができました。

みんなで手分けし用意した支援物資とメッセージ

みんなで手分けし用意した支援物資とメッセージ

支援物資の詰め作業、武漢市郊外の病院に送付します

支援物資の詰め作業、武漢市郊外の病院に送付します

 

これらの支援物資は、武漢市郊外にある赤十字病院 荊州第一人民医院に勤務する関係者の緊急要請に応じて送付することに決めました。
救援物資には下記のような学生たちからの熱いメッセージを添え、Keiwa HOPEの活動資金を活用し、1月31日に発送を完了することができました。

加油武漢!(がんばれ、武漢!)

加油武漢!(がんばれ、武漢!)

 

学生たちからの武漢を応援する熱い気持ちが、いち早く現地の医療関係者や一般患者さま、一般市民の皆さまにお届けされることを祈っております。 (ボランティア委員長 房文慧)

 

<支援物資に同封したお手紙>
敬启:
红十字会荆州市第一人民医院的诸医护人员,您们好!
这是一封来自日本敬和学园大学学生团体的一封信。
新年交替之时,突闻疫情噩耗,我辈虽居他乡,但仍心系故土。每每疫情消息传来,状况遇下,忧心忡忡。特感国内民众卫生防患意识之不足,卫生物资资源之稀缺。留学生同僚及日本学生同士心系于此,在期末论文、报告、考试高峰时期依旧抽出时间前往各个限购药妆店采购口罩等物资。
但是我们仍然希望能尽自己一份绵薄之力,哪怕再少,坚信其他有志之士怀抱同样心理,相信积少成多,相信十根筷子折不断的道理,这几千枚口罩还请收下!即便无法用于疫情前线战场,若能发放于民,也益于防患!
万望各位身在前线工作的医护人员,珍重!保重!你们便是现在这时节最值得敬佩最可爱的人!
此致
敬礼!
敬和学园大学学生一同

 

拝啓:
荊州市第一人民病院 医療スタッフさま、こんにちは!
これは、日本 敬和学園大学学生たちからの手紙です。
春節時期には急に疫病の情報を受け、日本、新潟にいる私たちは、中国への関心が高まっています。毎日疫病情報に関する新聞紙、ニュースを見て、とても心配しています。特に民衆の衛生意識の不足や医療物資の希少を感じながら、何かを行おうと考えました。私たち留学生や日本人学生同士と共に、ちょうど期末試験やレポートを書くこの時期において、時間をかけて、それぞれのドラックストアに出かけ数量限定となるマスクなどを買い集めるようにやりました。もっと専門的なよいもの、もっと多くのものを届けたいですが、ちりも積もれば山となることや、十本の箸は折らないことを信じて、ぜひこの数千枚のマスクなどを受け取ってください。例え疫病の最前線に使えなくても、医療関係者、一般患者さんなどに使ってください。
皆さま、お大事になさって疫病と闘ってください。あなたたちこそが一番尊敬される可愛い方々でしょう。
2020年1月30日
日本 敬和学園大学学生一同