キャンパス日誌
「児童英語教育プログラム最終報告会」を開催しました
「児童英語教育ディプロマプログラム最終報告会」を開催しました。当日は悪天候のため、オンラインでの開催となりました。
敬和学園大学では、中学校・高校の英語教員免許に加え、小学校教員免許も取得することが可能(玉川大学通信教育部と併修)です。児童英語教育に関する科目を履修し、さらにディプロマ取得を目指してインターンシッププログラムに参加することで、英語教育に強い小学校教員を目指すことができます。小学校教員を目指す学生以外にも、中学校教員・高校教員を目指す学生も多く履修します。
今年度は英語文化コミュニケーション学科3年生4名の学生がプログラムの学びを振り返りました。

児童英語教育の学びで得た経験を振り返りました
「児童英語教育プログラム」では、2年次に「児童英語教育概論」などの座学形式の授業と、近隣の小学校で実践を積む「児童英語教育実践」を履修し、子どもたちに対しての英語の教え方を学びます。3年次からは近隣の小学校や公民館などに出向き、自分たちで考えた指導案に沿って実際に子どもたちに英語を教えます。
学びを地域に還元する意義、子どもたちに考えてほしいことやつけてほしい力などを考えながら、社会がよりよくなるために自分たちにできることを教育を通して実践します。
最終報告会では、それぞれの活動において学んだことや感じたことを振り返りました。
「子どもに寄り添うとは、子ども一人ひとりが人格と人権を持つ存在であると理解し、子どものそのままを受け入れることだと学んだ」「自分の将来のために技術を学ぶだけではなく、今目の前にいる子どもたちの未来を作っていると意識して活動に取り組んだ」「いきなりやってきて授業を行い失敗することもある私たちを子どもたちが受け入れてくれたことで、私も人を受け入れコミュニケーションを取りながら成長していきたいと思った」など、学生たちはそれぞれの思いを報告してくれました。
「児童に対する眼差しがどのように変化したか」という質問には、教育系NGOが行うウクライナの子どもたち対象の授業にも参加した経験から、「一人ひとりが学ぶ権利をもった子どもであり、それぞれに向き合った教育が必要だと思った」「多重知能理論を学び、学習者をクラスや集団単位ではなく、特性や固有の知能をもった個々としてみるようになった」とも語っていました。

大岩先生をはじめ指導教員の先生方と発表した学生たち
児童英語教育での学びは、教職課程の履修はもちろん、学生たちの今後のさまざまな進路選択にもつながっていくことでしょう。
また、今回の発表を聞いた後輩たちが、来年度以降、児童英語教育の授業・インターンシップに積極的に参加してくれることを期待しています。(英語文化コミュニケーション学科准教授 大岩彩子)
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