キャンパス日誌

【学生レポート】異文化交流活動、アンヌールモスク新潟を訪問しました

敬和学園大学 国際文化学科の長坂ゼミでは、文化人類学の学びを通じて、東南アジアのイスラーム文化圏を中心に国内外のさまざまな事例を学び、文化の平等性について考え、視野を広げています。
長坂ゼミで学ぶ植木庸太さん、高橋佳太郎さん(国際文化学科2年)による、ゼミの取り組みについてのレポートをお届けします。

私たち長坂ゼミでは、これまでパキスタン人家族を通してイスラーム文化理解を深めてきました。
今回は、ゼミ生で新潟市西区にあるアンヌールモスク新潟を訪ね、同世代のムスリムとノンムスリムの方との交流会に参加し、イスラームについての学びをさらに深めました。

同世代のムスリムとノンムスリムの方との交流会に参加した皆さん

同世代のムスリムとノンムスリムの方との交流会に参加した皆さん

 

まず、私たちは、モスク2階にある男性用の礼拝室に入りました。その時に「アッサラームアライクム」と言いながら入りました。この言葉には「あなたに平安があるように」という意味があるそうです。

集まったのは大学生と大学院生で、みんなが揃ったところで一人ずつ自己紹介をしました。皆さんの出身はマレーシアやナイジェリア、インドネシアなど、思った以上に多国籍で少し驚きました。

参加した皆さんそれぞれが自己紹介をしました

参加した皆さんそれぞれが自己紹介をしました

 

その後、ムスリムの方々から、イスラームの聖書『クルアーン』(コーラン)を引用しながら、イスラム教の考え方などを教えていただきました。イスラム教では、肌の色、人種などに関係なく、アッラーの神を信じれば誰もがムスリムになれるのだそうです。 

イスラム教に対して、さまざま質疑が交わされましたが、私が一番関心を持ったのは「イスラム教の人が日本の神社などに行く時に、神社で祀られている神をどう思うのか」という質問に対するムスリムの方の答えでした。それは「神社は公園みたいなもので、神さまとは思わないから手を合わせたりしない」というものです。ムスリムの方々の考えもそれぞれで、観光という目的で神社を訪れる人もいれば、一切神社に足を踏み入れない人もいるそうです。

ムスリムの方からイスラム教の考え方を直接教えていただきました

ムスリムの方からイスラム教の考え方を直接教えていただきました

 

そして、1日に5回行う礼拝(サラート)のうち、日没後に行う4回目の礼拝(マグリブ)を見学させてもらいました。まず、礼拝の呼びかけ(アザーン)があった後、みんなで聖地メッカの方角を向きながらアラビア語の祈りを唱え、立ったり座ったり、床に頭をつけたり、左右を見たりする所作で礼拝を行っていました。
初めてイスラームの礼拝を見たのですが、思っていた以上に丁寧で長い時間をかけて行われることが印象に残りました。

聖地メッカの方角を向いて行われるイスラム教の礼拝

聖地メッカの方角を向いて行われるイスラム教の礼拝

 

礼拝の後は、男女分かれて、ムスリムとノンムスリム一緒にご飯を食べました。
出てきたのは、インドネシア料理の「ソトアヤム」でした。色合いから最初はカレー味なのかなと思いましたが、食べてみると輪切りのレモンが入っていて酸味がありました。ナイジェリアの方は、辛い調味料を混ぜて白米と一緒に食べていました。私は思わず「辛くないですか?」と質問したのですが、「辛くないよ」と言われました。日本の料理はおいしいかと聞いたところ、ナイジェリア人からしたら日本の料理は甘くてあまりおいしくないということでした。

インドネシア料理の「ソトアヤム」、スパイスを使った鶏肉のスープです

インドネシア料理の「ソトアヤム」、スパイスを使った鶏肉のスープです

 

新潟も外国人が増えているとはいえ、このように異国の方々と交流する機会はめったにありません。モスクは私たちノンムスリムの日本人にとってはなじみがない敷居の高い宗教空間のように思いますが、温かく迎えてもらい、もっと異文化を知りたいと思える貴重な体験ができました。
ご案内くださったアンヌールモスク新潟のヒシャムさん、大変お世話になり、ありがとうございました。(国際文化学科2年 植木庸太、高橋佳太郎)

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