キャンパス日誌

平和への願いを次世代へつなぐ、「被爆アオギリ2世」の植樹式を行いました

チャペル・アッセンブリ・アワーにて、平和学習サークル「Keiwa Peace Project~祈り・つながり・希望~(KPP)」による、被爆アオギリ2世の植樹式を行いました。

KPPは、広島や長崎の原爆について学び、平和のためにできることを考えるサークルです。設立者である卒業生の石井由希さんは、かつてサークル立ち上げの理由をこう語っていました。

「平和の大切さを私だけが知っていても意味がなくて、みんなで知ることが大切なんです。実際に被爆された方の証言を聞ける最後の世代である私たちが、その記憶を絶やさず、次の世代にも伝えなくてはいけないと思っています。それが、サークルを立ち上げた一番の理由です。」

KPPは敬和学園高校と連携し平和を考えています、高校に植えられたアオギリの前にて

KPPは敬和学園高校と連携し平和を考えています、高校に植えられたアオギリの前にて

 

この石井さんの思いを、植樹という形に結びつけたのが、現サークル長の藤塚かりんさん(英語文化コミュニケーション学科2年)です。
藤塚さんは昨春、NHKのドキュメンタリー番組「コネクト 被爆樹木と生きる Four seasons」を視聴し、被爆アオギリの存在を知り、過酷な環境を生き抜いた樹木が今もなお実をつけている事実に心を動かされました。「この実をきっかけに、自分たちも新しい平和活動へつなげていきたい」と考えた藤塚さんは、調べ学習を重ねる中で、広島市植物公園がその苗木を配布していることを突き止めました。
「苗木を育てることを通じて、新潟でも平和を自分事として考えてもらうきっかけにしたい」という強い思いから植樹を発案。先輩や顧問の先生と相談を重ねて、今回の植樹へと結びつけました。

被爆アオギリ2世の苗木

被爆アオギリ2世の苗木

 

被爆アオギリは、1945年8月6日の原爆投下を生き抜いた樹木の一つです。
爆心地近くで「75年間は草木も生えない」と言われた焦土の中、たくましく芽吹いたアオギリは、当時の人々に生きる勇気を与えました。現在、広島平和記念資料館の前に移植されている親木は、今もなお実をつけ、復興の息吹を伝え続けています。

KPPの活動の一環で広島平和記念資料館前の被爆アオギリを訪れました

KPPの活動の一環で広島平和記念資料館前の被爆アオギリを訪れました

 

被爆アオギリ2世の苗木を迎えるにあたり、「新潟に広島の歴史を広めたい」「被爆者の方々の思いをこの地に根付かせたい」という願いを込め、KPPのメンバー自らが穴を掘り、一土ずつ丁寧に植樹を行いました。

KPPサークル長の藤塚かりんさん(左)、メンバーと協力して植樹を行いました

KPPサークル長の藤塚かりんさん(左)、メンバーと協力して植樹を行いました

 

このアオギリが敬和学園大学の地で大きく育ち、学生たちが平和について語り合うきっかけとなるよう、これからも心を込めて見守り続けていきます。

KPPの活動紹介はこちらから

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