キャンパス日誌

【チャレンジ学生66】みんなが過ごしやすい環境づくり

みんなが過ごしやすい環境づくり

私はフードバンクしばたが行っている貧困家庭の子どもを対象にした無料塾の寺子屋でボランティアをしています。寺子屋に通う子どもたちは社会的に不利な立場に置かれています。私は彼らが少しでも不利な状況から抜け出せるように活動に参加しました。子どものために始めた活動でしたが、行くたびにできることが増えていく子どもたちの姿や自分に親しみを持って接してくれる子どもたちの存在が、自身の教職の学びに対するモチベーション向上につながっています。
寺子屋のボランティアを通して他者のために行動することにやりがいを感じ、視覚障がいのある学生の支援ボランティアをはじめました。彼女を支援している中で点字に興味を持ち、点字を学ぶサークル「braille~ひかりのおと~」を立ち上げ、21名のメンバーと共に活動しています。現在は支援のためにレゴを使って大学の模型を作っています。今後は点字の学びを通して、視覚障がいへの理解を深め、みんなが過ごしやすい大学・地域になるように活動したいと思います。(英語文化コミュニケーション学科3年 髙橋香織さん)

触って理解できるように、教室の模型をつくりました

触って理解できるように、教室の模型をつくりました

 

アドバイザー教員からのコメント

香織さんは、授業でSDGsについてやアクションを起こすことの大切さを学びました。寺子屋のボランティアやサークルを立ち上げ、リーダーとして活躍する姿に成長を感じます。行動力だけでなく、香織さんが持ち合わせる共感する力、思いやりの心、障がいのあるメンバーも含めてみんなが平等に参加できる体制を整える公正さに、みんなが賛同しているんですね。温かいコミュニティがはじまっています。(英語文化コミュニケーション学科准教授 大岩彩子)