キャンパス日誌

敬和学園大学の学生が、西日本豪雨災害の復興ボランティア活動に参加しました(6月)

敬和学園大学の学生7名が西日本豪雨災害の復興ボランティアとして、6月7日から12日まで、岡山県倉敷市真備町および広島県広島市・呉市での現地活動に従事しました。
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今回の活動は赤い羽根「平成30年7月豪雨災害・ボランティア・NPO活動サポート募金」助成事業 第3回助成(短期)の支援をいただき、実施することができました。新潟から被災地(広島県・岡山県)は遠いですが、このご支援により学生たちの「困っている人の力になりたい」という強い気持ちを現地に届けることができました。被災地でのボランティア活動に対し、温かいご理解とご寄付を賜り、誠にありがとうございます。

私たち、Keiwa HOPE(Keiwafor Helping Other PEople)は引き続き、助けを求める方々に寄り添い、新潟からできる継続した支援を行ってまいります。(ボランティアセンター)

今回は、ボランティアに加え視察や交流会もあり、多くの方々と話す機会がありました。その中で活動するための心構えだったり、私たち学生にできることは何かをあらためて考えさせられました。ボランティアに来てくれるのはとても感謝している、しかし何気ない不用意な一言に傷ついてしまったり、今の段階では必要としていない過度なボランティアだったりと悩むことが多々あるとのことです。地域の方々が何を求めているのか、つねに模索し、信頼関係を築けるように継続的な支援をしたいと思いました。(英語文化コミュニケーション学科3年 山本紗那)

防災ゲームカードの体験を通して防災の大切さを学びました

防災ゲームカードの体験を通して防災の大切さを学びました

 

今回の被災地支援は、他大学の学生1名を含めた計7名で広島県と岡山県への2組に分かれてさまざまな活動を行いました。私は広島で「コミサポ広島」さんからのサポートを受け、みかん畑の側溝に溜まった土砂出し、みかんの木の剪定を行いました。移動時間も長く、みんな疲れがありましたが、ボランティア先や地域の方々とのコミュニケーションをたくさんとることができ、意義ある活動になったと思います。
私たちの活動は、例えばルービックキューブを揃えるようなものです。ピースを揃えようとずらせば揃っていたものが離れる。離れたピースを戻そうとすれば別のピースがどこかにいってしまう。でも結局それは遠回りであっていつか必ず揃うものであるらしい。らしいがそれは確実ではないのかもしれない。いろいろなものが回っては離れ、離れては揃う。それの繰り返しが私たちの人生らしい。(英語文化コミュニケーション学科3年 結城由羽)

みんなでみかん畑の中を移動しました

みんなでみかん畑の中を移動しました

 

今回のボランティアに参加して被災者の不満と被災後の現地での対応を知りました。被災時には、周りの人との情報共有や避難経路の確保が、逃げる際の混乱を少しでも和らげるために必要だと理解しました。
私は、自分は被害に遭わないだろうと思っているところがあったので、その考えは改めないといけないと思いました。(共生社会学科3年 赤川光流)

不要な木々を伐採して運搬しました

不要な木々を伐採して運搬しました

 

今回、災害ボランティアに参加し、現地でしか見ることのできない復興に向けた人々の姿を確認することができました。被災された方々のお話を聞き、私はどんな地域に住んでいても油断禁物で災害への備えを怠ってはいけないと思いました。今後、災害が起きた時に私に何ができるのかを考えていきたいです。(共生社会学科4年 五十嵐雅貴)

荷物の運び出しをしました

荷物の運び出しをしました

 

1日目の岡山県倉敷市真備町での写真洗浄、2日目の広島県広島市での土砂災害被災地での視察、3日目の広島県呉市でのみかん畑での剪定作業を通じて、さまざまな出会いと学びを通し、自分自身のボランティア観が大きく変わりました。防災意識も高まりました。今回の経験は、私にとって「人助け」のスタートになったと思います。非常に学びの多い活動ができました。(国際文化学科4年 新井美納理)

みかん畑の土壌づくりのため、不要な木々を抜きました

みかん畑の土壌づくりのため、不要な木々を抜きました

 

ボランティアと被災者という枠を超えて、まず人としてどうあるべきか、同じ日本人としてどうあるべきかをあらためて考えました。岡山と広島でボランティアをし、災害が起きた当時の状況や災害後の生活についてなど数多くの情報に触れることができ、多くの学びがありました。(共生社会学科4年 坂爪直也)

被災地域につくった花畑の維持作業(草抜き)をしました

被災地域につくった花畑の維持作業(草抜き)をしました

 

被災された現地の声を直接聞くことができた、とても貴重な体験でした。被災から5年経ってもなお、復興しきれていなく、爪痕は残されたままでした。私たちにできることは被災地のことを忘れないことと、もしもの場合に備えた日々の行動だと思いました。(英語文化コミュニケーション学科2年 光澤伊織)

豪雨で痛んだ写真を修復しました

豪雨で痛んだ写真を修復しました