チャペルのひびき
税に関する私たちの責任
チャペル・アワーでは、山田耕太学長先生が、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」との新約聖書の中に記されたイエスの言葉について、丁寧に解き明かしてくださいました。イエスにテロリストのレッテルを貼りつけようとする輩のたくらみに抗する際の発言ですが、イエスの税に対する考えの一端を知ることができました。引き続くアッセンブリ・アワーにおいては、新しく新発田市の税務署長になられた大竹泰彦先生をお迎えし、税のしくみについて、詳しくお話を伺うことができました。私たちの暮らしを支えるものとしての税について正しく理解することの大切さ、納税の義務を果たしてゆく意義と責任について教えていただきました。その際、税の使い道を決定する権限が委ねられている政治に対して深く関心を抱き、平和そして基本的人権が守られるような仕方において税金が用いられるよう監視してゆくことも、市民としての責任であることを覚えたいと思います。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」 学長 山田耕太 先生
Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「くらしを支える税」 新発田税務署署長 大竹泰彦 先生
<参加学生の感想>
感想1) ファリサイ派、ヘロデ派の目論見を一瞬で見抜き最適解を示したイエスはすごいと思います。世の中には悪意を持って近づき、言葉じりをとらえようとする人が多くいます。特にネットの中ではよく見られることです。私はイエスのように鋭い解答は出すことができないので、せめて自分の発言にはきちんと責任が持てるようにしっかりと考えた上で発言したいです。
感想2) ファリサイ派とヘロデ派の問いかけへのイエスの答え方は、試そうとした人に対して最適解だと感じました。試そうとした人が税について問いかけた理由としては市民の不満として顕著なのが税についてだからだとは思うのですが、彼らの手口も巧みだと思いました。
感想3) 大竹新発田税務署長さんのお話は、さすが税金のプロということもあって、とても分かりやすく聞き取りやすかったです。私は来年20歳になります。いずれは学ばなければならない税の話を聞くことができてとてもよかったです。私たちの生活は常に税によって支えられていることを頭に入れながら生活していきたいです。
感想4) 大竹新発田税務署長さんのお話を聞いて、私たちの税はどうなっているのか、私たちのくらしは税によって支えられていることを改めて確認することができた。その中でも、「税を考える週間」というものがあることに驚きました。