ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデ王位継承史その39[2013-01-11]

「テコアの女は王の前に出ると、地にひれ伏して礼をし、『王様、お救いください』と言った。『どうしたのだ』と王が尋ねると、彼女は言った。『わたくしは実はやもめでございます。夫は亡くなりました。はしためには二人の息子がおりました。ところが二人は畑でいさかいを起こし、間に入って助けてくれる者もなく、一人がもう一人を打ち殺してしまいました。その上、一族の者が皆、このはしためを責めて、『兄弟殺しを引き渡せ。殺した兄弟の命の償いに彼を殺し、跡継ぎも断とう』と申すのです。はしために残された火種を消し、夫の名も跡継ぎも地上に残させまいとしています。』王は女に言った。『家に帰るがよい。お前のために命令を出そう。』テコアの女は王に言った。『主君である王様、責めは、わたしとわたしの父の家にございます。王様も王座も責めを負ってはなりません。』王は言った。『お前にあれこれ言う者がいたら、わたしのもとに連れて来なさい。その者がお前を煩わすことは二度とない。』彼女は言った。『王様、どうかあなたの神、主にお心をお留めください。血の復讐をする者が殺戮を繰り返すことのありませんように。彼らがわたしの息子を断ち滅ぼしてしまいませんように。』」(サムエル記下14章4節〜11節a)と、ヨアブが女に授けた訴えをテキストは伝えています。アブサロムに対する血の復讐をやめさせる策略です。(鈴木 佳秀)

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