神を敬い、人に仕える(4代目学長 山田耕太)

2019年度前期 卒業式式辞[2019-09-18]

20190918前期卒業式1

山田学長からの式辞

 

皆さん、敬和学園大学ご卒業おめでとうございます。今までの敬和学園大学での大学生活を通して、いろいろな学びと出会い、またいろいろな人と出会い、いろいろな考え方と出会ってきたと思います。そのような経験を通して学んできた大切なことは、他の人とは違って自分とは何者なのか、自分は何をして生きていきたいのかが、大学に入学した時よりも、より明確になってきたのではないでしょうか。すなわち、自分の考え方や生きる方針という座標軸が明確になってきて、より精神的に独り立ちしてきたのではないでしょうか。

人生100年時代と言われますが、皆さんは平均寿命で考えると人生84年の約4分の1を過ぎた時点に立っていることになります。皆さんにお勧めしたいのは、自分とは何者かを理解してきたら、他人の生き方とは違う、自分らしいユニークな生き方を求めていっていただききたいのです。内村鑑三が『後世への最大遺物』という本の中で当時の若者たちに勧めているように、お金を稼ぐことも必要でしょう。事業を起こすことも必要でしょう。教育や思想を通して他の人に影響を与えることも必要でしょう。しかし、最も大切なのは、他の人とは違った自分らしいユニークな生き方をすることです。それこそ人生の終わりに振り返って見て、後悔することのない幸いな人生となると私は信じています。

大学を卒業して、これからいよいよ経済的に独り立ちしていきます。その中で次の一つのことを心がけてください。それは人から信頼される人になることです。約束を守ること、嘘をつかないこと、誠実に生きること。これらを守っていれば、人から信頼される人になっていきます。企業であれ、団体であれ、友人であれ、家庭であれ、社会の中で生きていくのに、最も心がけるべきことは、人から信頼される「信用」という目に見えない財産を築いていくことです。

これから皆さんが切り開いていくご自分の人生は、必ずしも物事がうまくいく晴れの日ばかりでなく、うまくいかない雨の日も風の日も嵐の日もあると思います。皆さんの新しい門出を祝して、一つの聖書の言葉をお送りします。

   「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。
   あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、
   試練から逃れる道をも備えていてくださいます。」(Ⅰコリント書10:13)

神はあなたが意識すると意識しないに関わらず、あなたが存在する限り、あなたの傍らにいてあなたを根底から支えていてくださる存在です。長い人生の中には、思いがけないような試練に襲われることがあるかもしれません。意味不明なことや、理屈が通らないことが起こるかもしれません。しかもそれが長く続くことがあるかもしれません。しかし、神はそこから脱出する道をも備えてくださるのです。まるで親が子どもを成長させるために少し高い要求や課題を出すのと同じように、それはあなたの成長のために必要なことであったと後で気づくのですが、神は喜ばしくないと思われる試練を与え、最終的にはそこから脱出する道を備えてくださるのです。

最後に、友だちを大切にしてください。母校で学んだことを大切にしてください。健康に留意してください。留学生はどんな小さなことでもよいですから、母国と日本との間に橋をかけることに心がけてください。皆さんの生涯が、神が共にいてくださり、祝福された幸いな生涯となりますように、心からお祈りいたします。

2019年9月18日
敬和学園大学長 山田耕太

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