学長室だより

2006年10月13日号

日本新約学会2006年(第46回)大会が、9月14日、15日の両日、敬和学園大学で開催された。稲刈りを間じかに控えた田園のなかのキャンパスに、30余名の方がたが集まってくださった。会長・土戸清先生のご挨拶のあと、山田耕太教授の開会礼拝があり、そのあと2日をかけて6人の方がたの発表があった。発表の司会をなさった小林稔、山内眞、青野太潮、辻学、佐藤研というような方がたは、現代日本の新約学の、文字どおり第一線にたつ方がたであり、その方がたの前で研究発表ができるということ、またそれがじかに聴けるということは、まことにありがたいことである。実際に、内容のある諸発表と質疑応答、評価などが開陳され、この方面に疎い聴衆のひとりとしても、たいへんな勉強になった。
川島重成、上村静などの友人に会えたのも幸いであった。思い出にのこる2日となることであろう。(新井 明)