学長室だより
2008年10月3日号
9月27日深夜、総務課長・長澤雄介氏逝く。56歳。4月にガンが発見されて、5ヵ月。29日夜と30日午前にお別れの会が催された。 集う人びと多数にのぼり、かれの人柄を言い表した。かれは仕事の鬼であった。1987年に敬和学園大学の設立準備室ができたとき、自ら進んで、その事務に当たりたいと志願した。大学新設を目途とした募金活動は、ひどく大変であったろう。使命感をもっての大業であった。大学がスタートしてからの、職員の指導・監督も、また教員たちにたいする目もきびしかった。裏方に徹底する仕事ぶりも正確で速かったが、人生の締めくくり方まで、すこし早かったのではないか。かれは敬和のために「一粒の麦」となった。いま多くの実を結んでいる。
長澤氏は幸せな一生を送った。良き母上、良き夫人、良きお子さんがたに恵まれ、しかもその自宅で最期を迎えることができた。しばし、安らかに眠れよ!(新井 明)