学長室だより
学内合同企業説明会が開かれました
田んぼの雪が解けると白鳥たちが日没後の闇の中で声をかけ合いながら、シベリアに向かって飛び立っていきました。9日金曜には、大学の体育館で、学内合同企業説明会が開催されました。本学の在学生数は約600人で、1学年の平均学生数は150人ほどです。学生数を上回る170社近い企業・団体の方々が参加しました。学生たちも大空に向かって羽ばたいていくことを思い描きました。
数年前から企業などの参加者が増えたので、午前の部と午後の部に分かれて、3年生向けの説明会を開催しました。おかげさまで、本学の学生の就職内定率は毎年98%を超えています。今年は会場の人数の関係で30社ほど初めてお断りをしなければならなくなりました。
私は、朝9時から学生の出陣式であいさつしました。今年は精神的自立から経済的自立に向けてスイッチを切り替えること、さらに入社にいたるまでの心構えについて語って、学生たちを激励しました。また、午前の部と午後の部の始めには、企業・団体の方々に向けて開会あいさつをしました。
企業の各ブースを回ると、2つの会社の方々が遠く名古屋から来られていました。この春から本学の学生の採用を決めたので、初めて参加されたことが分かりました。また今年は昨年に増して卒業生がリクルートに来ていることが目立ちました。さらに4月からは2人の卒業生のお子さんが入学してくる時代にもなりました。
人生は出会いで決まるとも言います。私自身も人生の節目でいろいろな人々と出会い、そのつながりの中で今の私があることを感じます。とりわけ、大学時代での出会いが、その後の人生に決定的な影響を与えていることを実感します。企業の方々と学生たちの双方にとって、幸せな出会いの場となることを願いました。(山田 耕太)