学長室だより

AI時代のリベラルアーツ

ようやく新発田・聖籠の地にも春が訪れました。大学図書館横の2本の寒緋桜に続いて、キャンパス前庭に植えられた74本のソメイヨシノも今週始めに開花して満開となり、新年度の授業が始まりました。

2019.4.12学長ブログ

キャンパスに咲いている寒緋桜

 

今年度の初回のチャペル・アッセンブリ・アワーは、新入生歓迎公開学術講演会として、関東学院前院長で立教大学名誉教授の小河陽先生に「AI時代のリベラルアーツ」と題してご講演していただきます。

小河陽先生は、1944年岡山県で生まれ、大阪市のご出身です。国際基督教大学をご卒業後、東京大学大学院人文科学研究科での修士課程を経て、フランスのストラスブール大学プロテスタント神学部で博士課程を終えて宗教学博士号を授与されました。その後、スウェーデンのウプサラ大学、アメリカのユニオン神学校で10年以上研鑽を積まれてこられました。

帰国されてから20年近く立教大学キリスト教学科で新約聖書を教えてこられました。その後、昨年12月まで関東学院院長をされてきました。著書に、『マタイ福音書の神学』(教文館)、『旧約の完成者イエス:マタイによる福音書』(講談社、日本基督教団出版局)、『パウロとペテロ』(講談社選書メチエ)、『ヨハネ黙示録』(講談社学術文庫)、『新約聖書に見るキリスト教の諸相』(関東学院大学出版会)などがあります。

小河陽先生は、優れたエッセイストでもあります。今日は、人工知能(AI)が発達する時代に、人間に固有な知の在り方は何か、すなわちリベラルアーツ教育とは何かを語っていただきます。(山田 耕太)