チャペルのひびき

隣人に仕えてゆくために

山田耕太学長先生が、ルカ福音書に記されたイエスの荒野の誘惑の出来事とその意味について説き明かしてくださいました。経済的であれ、政治的であれ、宗教的であれ、人を支配することを主イエスが拒まれたこと、そうではなく、神の言葉を信頼しつつ、愛をもって人に仕えてゆくことこそ自らの歩むべき道として選ばれたことを学ぶことができました。荒野の誘惑の物語は、人(私たちが)がいかなる人であるかが試されるチェックポイントとしての物語であることも教えていただきました。アッセンブリ・アワーでは朝日新聞の小川潤先生が、新聞とはいかなる特徴をもった媒体であっていかに読んだらよいのかということを、懇切丁寧にお示しくださいました。就活のために必要であるだけでなく、将来、私たちが仕えるべき世界と人々を深く理解する上でも、新聞は不可欠な媒体であると思います。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「イエスの誘惑」 学長 山田耕太 先生
20151030チャペル・アッセンブリ・アワー2

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「新聞の読み方講座」 朝日新聞東京本社 販売局 小川潤 先生
20151030チャペル・アッセンブリ・アワー3

<参加学生の感想>
感想1) 山田学長のお話の中であった誘惑という言葉の意味が、その人がどのような人なのかを見るチェックテストだと聞いて、確かにそのとおりだと思いました。自分もいろいろな誘惑に駆られることが多々あります。また、自分たちの失敗経験を大切にしたり、知恵をたくさんつけることによって、きっと、自分自身が成長するんだなぁと思いました。
感想2) 現代に生きる私たちも、時に悪魔の誘惑というものを受けることがあります。それは社会の中や、または自己の中からのものがあり、小さいものから大きなものまで多々あります。イエスが信仰をもって悪魔からの誘惑を退けたように、私たちも誤った認識をせず、正しい判断ができるようにしていきたいと思います。
感想3) イエスが言った「人はパンだけで生きるものではない」という言葉に、人は経済のみを目的に生きるのではなく、人と助け合って行くことが大事なのだという意味が含まれているのではないかと思いました。それと「あなたの神である主を試してはならない」という言葉にも、神に絶対的な信頼を置いているのだと理解しました。
感想4) 新聞は毎日とっているけど読むことはあまりなかったです。開いたとしても番組欄ばかりしか見ていません。新聞は長いしでかいし、めくるのが大変だなと思い読みません。しかし今日の話を聞いて「ノイズとの出会いは新しいアイデアが見つかる」はそのとおりだなと思います。現代人は検索しなきゃ新しいことなど興味を持つことがないと思います。新聞はなんとなく目に入ることがあるし、そのままそのノイズの内容を知ることができる。今日から時間がある時に読むようにしたいなと思います。
感想5) 今回はアッセンブリ・アワーでは新聞の読み方を学ぶことができました。ものすごく身近にあるのに普段あまり手にすることのない新聞、改めてその魅力を知ることができたと思います。手を上げたり参加型の授業で楽しく学べました。今ではニュースもネットで見れたりするので、新聞に触れませんでしたが今回のアッセンブリ・アワーを通じてこれからは時々見るようにしようと思いました。新聞に慣れてない私からすれば最初から全て読むのは難しいけれど重要な記事の見方も分かったので、自分の興味のあるものから読んでいこうと思います。