チャペルのひびき

わたしからあなたへ

この4月より本学にて教鞭をとってくださっておられる田中利光先生(共生社会学科)の最初のお説教をいただく機会に恵まれました。優れた研究者であられると共に、牧師でもあられる田中先生の力強いメッセージに心を動かされた学生諸君も多くおられたことでしょう。特に先生が「あなた」という言葉をもって語りかけてくださったことが印象的でした。説教は、講演ではなく、たとえ人の口を通して語られたとしても、「わたし」であられる神さまから、他ならぬ「あなた」(たとえどんなにたくさんの人数の人々がそこにいたとしても)に向かって語りかけられたメッセージであることを改めて覚えさせられました。本学に集められた一人ひとりは神さまが必要とされている「あなた」です。「あなた」に委ねられた大切な賜物を本学の学びにおいて磨いていってほしいと願います。引き続き、もたれたアッセンブリ・アワーにおいては、新発田市役所から来てくださった保健師の杉山先生と栄養士の和泉先生のお二人により、日々の食生活においてこころがけるべきこと、また喫煙の持つ怖さについての貴重なお話を伺うことができました。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「石ころを岩とする」 准教授 田中利光 先生
20170512チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「新生活における健康づくり」 新発田市健康推進課
20170512チャペル・アッセンブリ・アワー2

20170512チャペル・アッセンブリ・アワー3

<参加学生の感想>
感想1) 私たちはまだ何の変容もしない石ころ状態。周りを見渡してみれば自分より優れた人がたくさんいて、自分は何のために生まれてきたのかもぼんやりとしていて、不安になることも多くあります。今回の田中先生の話を聞き、今私たちはこの大学という場において、原石を磨き続けている真っ最中なのだと思いました。ペテロは何度も失敗を重ねてしまう弟子でしたが、自分自身の姿勢を正そうとしたり、自分の心の変化に素直に従うなど、素直で低姿勢な性格の弟子のように思いました。私たちもペテロたちのような“弟子”と同じような存在なのかもしれない。
感想2) 田中先生のお話を聞いて、宗教とはどんなものも過酷な環境の中で生まれたものだと知りました。確かに考えてみれば、苦しみ、悲しみ、辛さなどから自分自身の戒めとして思想は生まれるのかなと思った。ペテロは不器用で損で、よく失敗し長考である自分に似ていると勝手に思ってしまいました。「 敬和の学生であることに誇りを持って欲しい。」との田中先生のお言葉に自然とお応えできる人間になりたいと思います。
感想3) 田中先生のお話を聞いて思ったことは、どんなちっぽけな人だろうと、素晴らしい人間になれるんだということです。ペテロ:石ころ からペテロ:岩と なるように、自分もそうなっていくように頑張ろうと思いました。だから、そのようになるために、自身の言葉を信じて、アーメン(そうなりますように)をしていきたいと思いました。
感想4) 青年期の食事のポイントを拝見すると、いかに自分の食生活を改善する必要があるかを痛感します。脳のエネルギー源になるのはブドウ糖だけなので、朝食は特に炭水化物を摂取した方がよいと知りました。バランスよく適量なカロリーで食事を取ることに越したことはないと思うが、どうしても栄養が偏ってしまったり、カロリーオーバーしてしまうのが現実です。気をつけたいと思います。タバコに関しては吸うつもりは一切ありませんが、誘惑に負けないように気をつけたいと思います。