チャペルのひびき

「木々は光を浴びて(詩編1:2-3)」(2018.4.27 C.A.H.入学記念植樹式説教)

キャンパスに新たに植えられた若木を囲みながら、学長先生の説教により、植樹礼拝として守りました。敬和学園大学に入学された皆さん一人ひとりは「流れのほとりに植えられた木」のような存在です。大地にしっかりと根を張りながら、本学が提供するリベラルアーツの教育課程に鍛えられ潤されながら大きく成長されることを心から祈ります。礼拝の後、S31の教室に戻り、アッセンブリ・アワーの時を持ちました。本学非常勤講師の吉原悠博先生が、ご自身のご経歴をご紹介くださりながら、新発田という街の奥深き魅力について語ってくださいました。気鋭のアーティストとして世界的に活躍しておられた先生でしたが、吉原写真館の店主としての責任を果たすために意を決して新発田に戻られます。しかし、多くのものを断念するつもりで戻られた故郷の地の古今の人々とのつながりの中にこそ、ご自身のアイデンティティーをより確かなものとする多くの可能性が隠されていることに気づかされてゆかれたのでした。今、先生は「写真の町シバタ」という活動の中心的存在として活躍されています。新発田の人々によって撮られた古い写真の発掘を通して、過去の町の記憶を呼び覚ますと共に、そのことを通して新発田の未来に向けての可能性を切り開こうする斬新な試みです。そしてこの活動は、県境を越えて多くの人の関心を惹きつけているとのこと。地域に根差して歩むことの意義と喜びについて多くのことを教えられたひとときでした。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「木々は光を浴びて」 学長 山田耕太 先生
20180427チャペル・アッセンブリ・アワー2

20180427チャペル・アッセンブリ・アワー3

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「濃い~シバタ」 吉原写真館館長・写真家・本学非常勤講師 吉原悠博 先生
20180427チャペル・アッセンブリ・アワー4

<参加学生の感想>
感想1) 大学の植樹式に参加しました。みんなで土を少しずつかけて植樹できたので、木が成長するのがとても楽しみです。時々この木を見に行きたいです。今日植えた木と一緒にこの大学4年間で成長したいと思いました。一日一日を大切に生きたい。そして出会う人々も大切にしていきたい。「濃い~シバタ」のお話は写真や動画を見て、画像の世界について学ぶと同時に新発田についての理解を深めることができてよかったです。
感想2) 今日は植樹式があり、歴代の先輩方が育ててきた木に囲まれながら私たちも木を植え、とても神聖な気持ちになった。植樹式の中で、山田学長がおっしゃった「木と共に私たちも成長する」という言葉にとても共感した。この木も私たちも同じ時、同じ場所で共に新たなスタートをして、互いに敬和で成長していくことができると感じた。
感想3) 吉原先生のお話を聴いて新発田への興味が沸いた。昔のものが残っていることは素晴らしいことだと思う。そして、その歴史を知ることは大切だと感じた。その歴史を知ることは、その歴史を守りたいという気持ちになるだろう。新発田の歴史が思った以上に深いのには驚きました。