学部・学科ブログ
(英語文化コミュニケーション学科)学科4年間の学びを紹介する「学生フォーラム」を開催しました
3人の学科4年生が1年生の後輩たちにそれぞれの学科での学びの体験を紹介する「学生フォーラム」を開催しました。
英語文化コミュニケーション学科1年生向けの科目「コミュニケーション入門」では、毎週、学科から異なる教員が登壇するチェーンレクチャー形式で、学科での学び、とりわけゼミや専門の学びについて紹介しています。例年、15週のうち第1週には「学科の学びのためのオリエンテーション」を、また第14週には学科長から「コース(主専攻)・ディプロマ(副専攻)・サービスラーニングを通じた2年次以降の学科での学び」を解説し、徐々に専門のコースへと進む1年生の選択が円滑に行えるようサポートしています。
そして最終週である第15週には学科の上級生たちの学びの軌跡を本人たちが紹介する「学生フォーラム」を行い、1年生が数年後の自分の成長に実感を持つことができる機会を作っています。
今年度は現4年生の南雲千奈さん、小林依緒里さん、石井由希さんの3人がプレゼンテーションを行いました。
南雲さんは、コロナ禍下の入学生でありながら、複数の留学を体験してきました。本学の提携校であるデンマークのバァナゴップホイスコーレでの研修、外務省のKAKEHASHIプロジェクトによる米国ワシントンDC視察、そして語学の力を磨いたフィリピン留学です。日本での常識を覆され、異なる価値観を受け入れていく体験談に1年生たちも真剣に耳を傾けました。(当日は荒天のため、南雲さんはオンラインでの報告となりました。)
小林さんは、「児童英語教育」と「日本語教育」の二つのディプロマプログラム(副専攻)での学びについて話しました。1年生にとってはまだ始まっていないディプロマプログラムですが、小林さんが実践によって経験を積み、「たった一人の子どものための教育を大切に」してきた姿勢には強く感じるところがあったようです。
石井さんは、平和教育・平和研究のために立ち上げたサークル活動や、教職課程での成長を話し、4月から県外で教員としての就職が決まったことを報告しました。仲間たちとの学び、入学前からの夢、そしてその夢に対する発想の転換が今の自分に繋がっているというお話は、自分たちの大学時代にも起こりうる将来として1年生たちも身近に受け止めたようでした。
3人とも必ずしも平坦な一本道を脇目も振らず順調に歩んだ訳ではなく、学びながら、迷いながら、考えながら、少しずつ歩みを進めてきた姿が共通しており、それぞれが4年間の学びの終わりに近づいていることを誇りをもって話す姿は、1年生の今後への不安を軽減し、夢を持つ人たちの背中を大きく押してくれたのではないでしょうか。
3人の4年生をはじめ、学科での学びを歩み続けてきた4年生全員に心からのエールを送ります。こうして上級生たちの体験が、下の学年の学生たちに繋がり、彼女たち、彼たちの未来を広げてくれることを教員一同、嬉しく思っています。
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