学長室だより
神田先生、上野先生、長い間ありがとうございました
センター試験以来の厳しい寒波が再び新潟県や北陸地方にやってきています。今日26日のアッセンブリ・アワーでは国際文化学科の神田より子先生と英語文化コミュニケーション学科の上野恵美子先生の最終講義があります。
神田より子先生は、文化人類学がご専門で、とりわけ祭りに集約される芸能と宗教の関係、女性と宗教の関係をテーマにして研究されてきました。新発田市の十二斎市を復活させたり、新発田学研究センターという地域連携センター長として、新発田市での地域交流を盛んにして来られました。また、長年フィールドワークで取り組んで来られた岩手県宮古市が東日本大震災で被災すると被災地を支援して、最近は大著の『東日本大震災 宮古市の記録』を編集・執筆して出版されました。
上野恵美子先生は、英語学がご専門で、とりわけ英語の時制や完了形や文結合などによるできごとの認識に関する研究をなされてきました。また、高校生向けに英語や日本語の言葉に関する出前授業や英検対策講座も担当されて来られました。本学の教務に最も精通されている方で、長年にわたって教務部長として本学の心臓部分を支えて来られました。
お二人とも本学の開学時の創立メンバーです。学生教職員と共に何もない所から、大学の営みを生み出して、現在の形を作って来られました。長年にわたるご尽力に心から深く感謝いたします。(山田 耕太)