学長室だより

夏のような暑さとなりました

梅雨のような空模様と夏のような暑さが交互に訪れるころとなりました。爽やかな朝でも、日中は真っ青な空の下で、夏のような暑さになります。ちょうどよいタイミングでクールビズの期間に入りました。

先週2日水曜の午前中は、新潟市内のキリスト教保育連盟合同保護者会で、「三つ子の魂百まで」と題して拙い講演をさせていただきました。二葉幼稚園、東中通教会付属みどり幼稚園、恵光第一・第二幼稚園の四園の保護者の方々が集まっていました。二葉幼稚園は創立100年、みどり幼稚園は創立80年、恵光幼稚園は創立64年という長い歴史をもっています。私が現在所属する教会にも創立88年のあやめ幼稚園(こども園)があります。

敬和学園大学学生が参加したあやめ幼稚園での七夕イベント(2002年)

 

二葉幼稚園の創立者の斎藤正直氏は、東中通教会と新潟教会と深い関係にある方であることを今回ご家族の方々から教えていただきました。恵光幼稚園の創立者の沢田方義氏は、敬和学園のような学園構想をもっておられましたが、幼稚園教育でとどまってしまったことは、かつて敬和の歴史を学ぶ中で知りました。

私も65年前の幼い日に東京で1年間のキリスト教保育を受けたことが現在の私につながっています。5年ほど前に60年ぶりに教会付属の幼稚園を訪れてみました。木造平屋建ての教会は鉄筋コンクリート造りの立派な二階建ての教会に代わっていましたが、広い幼稚園はなく既に宅地化して相当の年月が経っているようでした。時代のさまざまな荒波を越えてきた各園の営みに敬意を表すると同時に、保護者の皆さま方の熱心なご支援に深い感銘を受けました。キリスト教保育・教育の原点は「あなたの若い日にあなたの造り主を覚えよ」(コへレトの言葉12:1口語訳)に尽きます。(山田 耕太)