学長室だより

ご入学おめでとうございます

今年は例年になく寒暖の差が大きい春の訪れとなりました。遠くの五頭連峰や飯豊連峰は少しずつ雪が解けてきて谷間はまだら模様になりましたが、山全体はまだ雪に覆われています。

4月1日から新年度を迎えました。敬和学園大学はおかげさまで32年目の歩みに入りました。この30年余りを振り返ると、大学も日本も世界も、実に変化に富んだ激動の30年間であったと感じます。例えばコミュニケーション手段を一つとっても、30年前は電話とファックスとワープロの時代でした。それが20年位前からパソコンが入ってきてメールでのやりとりが多くなり、最近ではスマートフォンでのやりとりとZoomでの会議が多くなり、移動しなくても遠くの人とのリアルタイムでのコミュニケーションが容易になりました。しかもそのスピードが日増しに速くなってきて、情報量も日増しに増えてきているように感じます。地球が次第に小さくなってきたかのようにも感じます。

先週3月29日には敬和学園の理事会・評議員会がZoomを主体にして開催されました。高校・大学・理事会の報告の後で、補正予算と新年度予算を承認しました。31日には実に久しぶりに新発田商工会議所の総会・講演会・懇親会が対面で開催されました。地域社会の方々とじっくりと話す機会をもったのは2年ぶりのことでしょうか。

5日火曜には新入生の入学式を執り行いました。例年入学式は新発田市民文化会館で行っていますが、昨年に引き続いて今年も大学の体育館において対面式で入学式を行いました。これで本学の体育館で感染対策をして入学式を行うのは2年目となりました。165人の新入生の一人ひとりが、この4年間の学びと出会いの中で、自分がこれからなすべき課題を見つけて、それに向かって準備をする大切な時間となることを願っています。

入学生に温かい式辞を贈る山田学長

入学生に温かい式辞を贈る山田学長


(山田 耕太)