学長室だより
ペンテコステを迎えました
水田はまるで海辺のように水をたたえています。その沼地に根を下ろした若い苗が天に向かって真っすぐに伸びています。夜になると水田でアマガエルが一斉に鳴き出すころとなりました。
今週の日曜20日は、キリスト教の暦では復活祭(イースター)から50日目にあたる五旬節(ペンテコステ)という日曜日です。ペンテコステはクリスマスとイースターと共に、キリスト教の三大祭日の一つです。
イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けた時に、神の霊が下って活動し始めたように、復活祭から50日目にキリスト教の信者の上に神の霊が下って教会の活動が始まった日です。この時期は北半球では初夏になり、太陽のエネルギーを受けて、木々も緑に覆われ、花も次々と咲き、生物の活動が活発になる時期と重なっています。
スペインの画家エル・グレコなどのペンテコステの絵を見ますと、一人ひとりの頭の上に舌のような形の炎が描かれています。英語でも「母国語」のことを “mother tongue”と言うように「舌」(tongue)は「言語」も意味します。舌のような炎は、キリスト教をさまざまな言語で伝えていくことを象徴しているのです。
学生たちの活動も極めて活発になってきました。Jazz Questは東日本予選を通過して夏の山野ビッグバンド・ジャズ・コンテストの本選に進むことが決まりました。アーチェリー部もバドミントン部も北信越大学選手権でよい成績をあげました。今週は新発田市でバドミントンの中部大学選手権が開催されています。本学学生の活躍を期待して、みんなで応援しましょう。(山田 耕太)