キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ19】~小学校教員として活躍する船山裕美さん~

ひき出し、ひき出される力

船山裕美

2008年度卒業 船山裕美さん


私は、大学卒業後の2年間、小学校で「適応指導教室学習指導員」として勤務させていただきました。小学校での生活は、予想していたものをはるかに超え、毎日がとても刺激的でした。
主な仕事内容は、算数や国語の個別指導をしたり、ティームティーチングをして子どもたちの学習を支援することでした。休み時間には子どもと一緒に体を動かし、学校や家庭のこと、趣味や悩みなどじっくりと話をしました。同僚の先生方はとても魅力的な先生ばかりで、どんな場面でも褒めたり叱ったりしながら色んなことを教えてくださいました。常に持ち歩いていたノートは、先生方からのアドバイスや、授業中「すごい!」「なるほど!」と思ったことをメモして真っ黒。4冊のノートは一生の宝物です。「私も将来、絶対にこういう大人になりたい。」と思いながら、とにかく先生たちの姿を見よう見まねしていました。
働くうちに「子どもって面白いなあ。」「こんな職場でずっと働きたいなあ。」という思いがどんどん強くなり、通信教育で小学校の免許を取得しました。たくさんの方の力を借りながら、なんとか教員採用検査を突破することができ、現在は小学校1年生の担任をしています。まだまだ分からないことだらけで忙しい毎日ですが、とても充実しています。

船山裕美

敬和では中学・高校教員免許(英語)を取得


私の周りには、大学生活の中で、自分の本当にしたいことに向かってたくさんの投資をしながらがんばっている人が何人もいました。目指している所が違っても、接しているとやる気が出て、自分もがんばろうと励みになりました。厳しかった敬和の教職課程で経験したことも、卒業してからすごく役立っています。
これからの教員生活、子どもの「できた!」「やった!」を大切にし、子どものいいところをぐんぐん伸ばしてあげられるように、色んなやり方にチャレンジしながらがんばりたいと思います。(2008年度卒業 船山裕美さん)