キャンパス日誌
「ハードオフコーポレーション」勤務-渡邊真央さん(2009年度卒業)
東日本大震災を体験してわかった
社会に求められる仕事のやりがい
環境問題への取り組みに共感しこの会社を志望しました。でも正直に告白をすると、はじめはアルバイトのような感覚で仕事をしていたと思います。私にとって大きな転機になったのは、入社後に配属された福島の店舗で東日本大震災を経験したことです。店内の被害は甚大で、とても営業を続けられる状態ではありませんでしたが、被災された近隣の方々が生活用品を求めたくさん来店されるのを目の当たりにして、自分の仕事がどれだけ社会に必要とされているかを強く感じました。今はお客様との触れ合いを楽しみながら、「やることはやらなくちゃ」という気持ちで一生懸命取り組んでいます。(国際文化学科2009年度卒業 渡邊真央さん)
株式会社ハードオフコーポレーション 経営管理部
人事課課長 金子真也様
当社の採用基準は全員が店長候補です。その意欲がないと採用できません。渡邊さんは常に笑顔で明るい社員ですが、でも最初はそれだけだったんです(笑)。店長を目指すことを考えると、それだけではだめなんですね。そういう意味での迷いはありました。本人も最初は悩んでいたでしょう。ただ彼女には「仕事だから」ではない、自然な笑顔でお客様と接することができる、接客業では何より大事な素晴らしい資質があります。その素直な明るさはずっと大切にしていてほしいですね。震災を経験してひとまわり大きくなった彼女の伸びやかな成長力にこれからも期待しています。