キャンパス日誌
「新発田市役所」勤務-水島徹郎さん(2009年度卒業)
大学で学んだ傾聴の姿勢の大切さを
仕事の現場で強く感じています
環境衛生課は市民の皆さんの生活環境の保全が仕事です。例えば、ゴミステーションの管理や、動物やペット、また放射線や大気汚染といった公害問題。私の担当は、主に有害鳥獣(クマやサル)対応や、クリーン作戦の調整役などです。苦情対応の場合は、市民同士の間に入りお互いの意見をお聴きしての調整となりますが、法律では対応しきれない問題も多く、とても難しいです。そんなときは、在学時に共生社会学科で学んだ「傾聴」の姿勢を心がけています。これは、まず話を聴いて相手の気持ちを汲み取り、安心してもらうという福祉の基本姿勢なのですが、今の仕事に大いに役に立っています。また、ボランティアとアルバイトの経験も今につながっていると
感じます。お世話になった障がい者支援施設は、面倒見のいいやさしい職員の方ばかりで、人付き合いや対人対応のお手本としてよく思い出しています。公務員採用試験を目指す後輩たちには、ボランティア経験が大きな糧になると伝えたいですね。論文試験や面接選考で「自分の体験」として語れるのは大きな強みですよ。(共生社会学科2009年度卒業 水島徹郎さん)