チャペルのひびき

「クリスマスの挑戦」

クリスマス燭火礼拝として守りました。手渡された蝋燭に灯された灯は神さまがこの世界に届けてくださった至上の愛の贈りもの、イエス・キリストの象徴です。しかしこの至上の愛の贈りものを私たちに届けるために神は大いなるリスクを引き受けてくださいました。大いなる栄光に満ちた独り子を小さくて無力な幼子としてこの世に誕生させられたのです。そのような、一見、愚かしい仕方で、けれども深い御心をもって、神は、この世界に小さな愛の灯をともし、その光をもとに世界を作り変えようとなさるのです。クリスマスは、大きな力を誇示し、競い、争い続けるこの世界に対する平和の神の挑戦のできごとです。またそのような神の挑戦を受け止めた一人ひとりが、平和のために自分たちに何ができるかを深く考え歩み出す時でもあります。素晴らしい讃美の歌声をささげてくださったKEIWA Choirの皆さんに心から感謝いたします。(下田尾 治郎)

クリスマス燭火礼拝 
説教 「クリスマスの挑戦」 宗教部長 下田尾治郎 先生
20151218クリスマス燭火礼拝07

20151218クリスマス燭火礼拝44

キリスト教音楽受講者によるコーラス KEIWA Choir
20151218クリスマス燭火礼拝34

<参加学生の感想>
感想1) 今回のチャペル・アッセンブリ・アワーではクリスマス燭火礼拝が行われました。今年最後のCAHにふさわしい礼拝になったのではないかと感じました。キャンドルの灯の中でのKEIWA Choirによる賛美歌の演奏もきれいな声や音色で神秘的に感じました。よいクリスマスを迎えられるようにと共に就職活動ももうすぐ始まるので心を落ち着かせることができたと思います。
感想2) 周りを見るとどこもろうそくが灯っていて、とても綺麗でした。「リスクを引き受けない愛は愛ではない」という言葉がありましたが、まさにそのとおりだと思いました。また、私も今まで壁をつくることで、自分を守っていましたが、その壁をとりはらうことで今まで避けていた人とぶつかることもある中で他者のことを真剣に考えることができるようになりました。今日のお話を聞いて、もっとクリスマスを大切にすると同時に平和について考えていきたいと思いました。
感想3) キャンドルに火を灯した時、ちょっと怖いなと思いましたが、たくさんのキャンドルによってとてもきれいに見えました。ブラスバンドの演奏や合唱はとてもすごかったです。こんな形でクリスマスを祝うのは初めてだったので、とても新鮮でした。
感想4) 「クリスマスの挑戦」の話を聞いて、私はイエスのような挑戦をしただろうか、と考えました。私は何に対しても無謀だとあきらめていないか。今日、このクリスマスという日、イエスが生まれた日は、単なる祝いごとがあるというだけではなく、他の意味も含んでいるのだ。私は、クリスマスを通じて平和を感じ、考えられることができるのが喜ばしいことだ、と思う。