チャペルのひびき

挑戦

 私たちのチャペルの時間は、礼拝と講演の二部構成です。この日の聖書はマタイ福音書25章でした。「私の兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたのである。」自分の側の考えで「してあげる」のではなく、その人の自立に向かって支えることの大切さが分かりました。後半は映画を観ました。東京オリンピックで金メダルをとった女子バレー、その中心をになったニチボー貝塚チームのドキュメンタリー映画「挑戦」です。ところが、予定していた渋谷監督が怪我で急に来られなくなってしまいました。斉藤徹夫さんが急遽、ピンチヒッターに。ご自身の体験を含めて印象深い話をお聞きしました。(大澤 秀夫)

Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「 小さい者とともに 」 准教授 山﨑 ハコネ 先生
20130517チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「 映画監督渋谷昶(のぶ)子(こ)の『挑戦』 」 齋藤 徹夫 先生
20130517チャペル・アッセンブリ・アワー

参加学生の感想
感想1)山﨑ハコネ先生は、「ボランティア」という考えの中に、イエスの精神を見い出しているように思えた。イエスはどこにいるか、弱い立場の人のもとにいると。私たちは、これから多くの仲間と付き合っていく中でイエスのように他者に気を配ることのできる力が必要であると思った。
感想2)バレーのドキュメンタリーでしたが、練習や試合の姿に高校時代の部活を思い出し、わくわくさせられた。くじけずに挑戦していく姿を見て、私もそうでありたいと強く思います。反省と挑戦の繰り返しこそ、結果を出すことにつながると思います。しかし、その過程ではどんなに辛くても耐え抜く精神力が必要です。メンタル面では資質も必要であると思いますが、常に反省・挑戦を繰り返すことを意識し、徐々にでも自分を変えることができたら嬉しいです。
感想3)山﨑先生の説教をきいて、困っている人を助けたということで満足していることは、少し違うということがわかった。私たち自身が直接行わなくても、その人自身が少しでもできるように、補助してあげることが、何よりも大切なことがわかりました。確かに人に何かしてもらうことは嬉しいことなのだが、自分で行った方がなおさら良いと思った。
感想4)ドキュメンタリー映画「挑戦」を観て最初に思ったことはこわいだった。毎日こんなハードな生活の繰り返しで、選手たちはきっと嫌でたまらないはずなのに、逃げたりせず、あきらめたりせず、辛い練習をしている姿を見て、感動しました。一つのことを一生懸命にする姿、ボールだけを見つめる鋭い目つき、みんなの努力が可能性を生み、金メダルを獲得できたのだと思う。こんなに一生懸命になれることがあるということはとても素敵なことで、努力をしたり、みんなと協力しあえることが少しうらやましいと感じた。