チャペルのひびき

贈ることのうちに宿りゆく恵みの輝き

先週のCAHは、サンタプロジェクトを覚える時として用いられました。クリスマスの時期に病院や施設で過ごさなければならない子供たちに本を贈るというこのプロジェクトは、かつて山﨑由紀先生(英語文化コミュニケーション学科教授)がCAHにて語られたご留学時代のエピソードをきっかけに前宗教部長の大澤秀夫先生が始められたもの。チャペル・アワーでは、山﨑先生ご本人が、そのことにも触れられながら、神様からの最上の贈りものであられるイエス・キリストの愛につながることとしての「贈ること」の持つ聖書的な意義について、またそこに宿る溢れんばかりの恵みについてお話しくださいました。贈ることは、子供だけではなく、親をもささえること。また、たとえ短い生であったとしても、贈られた本は、一人の子供が生きたことの証となる、といった言葉の数々も心に残るものでした。アッセンブリ・アワーでは、サンタプロジェクトに携わっておられる二人の学生により、活動報告がなされ、このプロジェクトの着実な発展、またこの活動に参加する学生たちの確かな成長を知ることがゆるされました。子供の幸せと人権を守り、地域の人々をつなぐこの活動が、これからも本学の大切な業として継承されてゆくことを願います。(併せて、山﨑由紀先生により、今年度は、深刻な水害被害に遭われた秋田の聖霊学園高等学校と聖霊幼稚園・保育園に図書カードをお届けするプロジェクト第2弾が行われることも報告されました)。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「Christmas is a giving season」 教授 山﨑由紀 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講演 サンタプロジェクトしばた活動報告

<参加学生の感想>
感想1)クリスマス、サンタとは贈る気持ちそのものなのかもしれないと感じました。振り返ってみると、私のクリスマスは常にもらってばかりで、それ以外の日でもほとんどプレゼントをした記憶がありません。また、自分が成長していくにつれて、クリスマスの存在感がうすれていく感覚があります。しかし、今回の講義で、本来のクリスマスとは贈り合うもので、大人も含めて幸せになれるものだと知り、私がクリスマスを忘れかけていたのは、私に贈る気持ちが欠けていたからかもしれないと気づきました。一方的にもらい続けるだけでは、その幸せは長続きしません。ですから、最初の一歩として、長い付き合いになる家族に何か贈りものをしてみようと思いました。
感想2)クリスマスは「贈る季節」と聞いて、今まで私は「もらう側」の受け身であったと思い、今年のクリスマスは「贈る季節」として過ごしたいと考えました。サンタプロジェクトの「心の奥の善意を形にする」という言葉は、私は“プレゼント”の本質ではないかと思いました。なぜなら、大切な人や大好きな人への気持ちは、目に見えるものではないけれど、それを“形”にしてくれるのが“プレゼント”であると思ったからです。また、「目に見えないもの」=「この世に存在しない」と決めつけるのは違うと聞いて、私たちは目に見えるもの、形として存在するものばかりを無意識に大切にしてしまっているのではないかと思いました。しかし、目に見えないものこそ大切にするべきであり、目に見えない心の奥の気持ちを形にすることができるプレゼントの大切さを知ることが、とても大切だと思いました。